みなさん、こんばんは。
サン・ミニアート・アルモンテ教会でーす。
なんだか内部の写真、撮っていたみたいです。こんな感じよ。
さて、この前に聖人ってどういう人がなるのかって話ですが、簡単に言うと殉教するかミラクル起こすかってのでなる事が殆どで、この場合聖ミニアートは前者の人、これから話す聖ジョヴァンニ・グアルベルトは後者です。
画像の後陣手前の半円形の屋根を持つピカピカして見えるのが十字架の礼拝堂と呼ばれる1400年代に作られたものですが、ここにある14世紀のアニョロ・ガッディの絵にこの二人が描かれています。
下段の両端にうつる人物がまさに彼らで、向かって右端のピンク色っぽい服を着ているのが聖ミニアート、左端の半分しか見えない黒い服の人物が聖ジョヴァンニ・グアルベルトです。
聖ジョヴァンニ・グアルベルトはフィレンツェ郊外のヴァル・ディ・ペーザに約1,000年前に生まれた人です。兄弟のウーゴと同じく武具を使うのに非常に長けていました。そんなウーゴが殺されてしまう事件が起きます。ジョヴァンニと父親は復讐を誓うのでした。
ある聖金曜日にサン・ミニアート方面に歩くジョヴァンニの前にウーゴの殺人者に出会ってしまいます。剣を持って仇を打つつもりだったのが、不思議と相手に憎悪が湧かず愛と赦しの心を抱いてしまうのです。
訳がわからなくなったジョヴァンニはここの地に辿り着き、現在のサン・ミニアート・アルモンテ教会内の十字架の前で祈りを捧げます。そしてこの気持ちが間違いのない真実のものだとはっきり感じたのでした。そこで彼の人生は全く変わります。富を欲せずにここのベネディクト会の修道士になります。
段々と自分の修道会を作り、修道院の一つはヴァッロンブローザってこれまたフィレンツェ郊外の山奥にあるんですよ。私は昔、夏の避暑地としてとかラズベリー摘みに行ったりしたところですが、まだガイドの勉強をするもっと前のことだったんです。後々あの建物がその修道院だったんだって面白かったですね。
そしてここがクリプタです。正面扉から光が差す構造になっているので薄暗くはありますけど、別によくあるカビ臭さとかはありません。後陣からも光採りがありますので。
そして壁には切り取られたフレスコ画や、
これも修復必要だよねって思われるフレスコ画も見る事ができます。
鉄扉の奥には勿論入れませんが、
聖ミニアートのお骨があるのですよ。
じっくり鑑賞してちょいと息抜きに外に出ると、フィレンツェの景色が広がっていて。
なんとも有意義な時間を過ごしているなと感じます。
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