みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。もうこれからは30度いかないのかな?少しずつ秋の気温に近づいて、段々寒くなっていくのかもしれませんね。
今日は曇天で、雨が降りそうで降りません。ただ今週はずっとこんな天気のようです。雨も降るでしょう。
相変わらず今週もたくさんのお客さんが市場に来ます。毎日いろんな国の人と話す機会があるお仕事ですので、やってることは同じなんですがやっぱり楽しいですね。
イタリア語を話すご夫婦。話していてちょいちょいおかしな気分になる。彼らどうみてもイタリア人で、完璧なイタリア語を話すのにイタリア人が知っているべきことを質問してくる。これはね、旅人なんだからってレベルじゃ無いんですよ。例えばヴェネツィア人だろうがナポリ人だろうがそんな質問してこないだろうってレベルです。そうねー、大袈裟に言うと
『パスタって何?ピッツァって何?』
みたいなことを聞いてくるわけです。おっかしいなぁ、この人たち。
…これじゃわかりにくいか。
じゃ実際に起きた話ですが、
『これは何?』
『これはVino Liquoroso(デザートワイン)です』
『Vino Liquorosoって何?』
と言われたんです。えー、知らんの?マジかって思ってよくよく話を聞くと、彼らはマルタ人だったんです。
マルタ共和国。1936年にマルタ語と英語が公用語になるまではイタリア語だった場所です。イタリア語はイタリアでしか話されていないと言うのは現在で、以前はマルタ共和国の公用語はイタリア語でした。
このご夫婦は見た目で60歳代くらいかと思います。要するに彼らの両親はイタリア語を話していたので当然彼らの世代はイタリア語を話せるんです。しかし現在の若者はイタリア語は話せないよ、実際息子もマルタ語と英語しか話せないと仰っていました。
今は無理ですが、かつてマルタではイタリアのTVも見れたそうです。
ではマルタ語とイタリア語って近いのか?
いえいえ、かなり違います。マルタ語は文法ですとアラビア語です。1000年前にマルタはイスラムの支配下にあったからだよと教えてくれました。しかしその後にスペインからフランス、さらにイギリスの支配下になりました。なんとも複雑な歴史ですが、この1000年前の名残がいまだに残っていてマルタ語が存在するってお話です。
マルタからフィレンツェまで900km。
ピサ空港を使ったそうです。
日本人ですと語学留学に行く人気の国ですが、旅行で行くのも楽しそうだ。
『コロナが終わったから楽しんでいるよ』
なるほど。彼らにとってはコロナは終わったと言うことです。ニコニコしながらお別れしましたが、私はもう少し話したかったなと思いました。
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