みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。
朝っぱらからブラジル人のグループがやってきました。
大抵ブラジル人観光客はワイン、特にブルネッロを求めてくることが多いです。しかし、今回は珍しくバローロが欲しいと言います。珍しいなとは思いました。バローロはピエモンテ州の赤ワインですので、ここトスカーナ州のワインでないんですね。ま、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマなどのゴールデンコースだとどこかでバローロが欲しかったら別の州で買うしかない。そんなグループでした。
『アマローネも欲しい!』
あらー、アマローネはヴェネト州ヴェローナの赤ワインです。もうトスカーナのワインいらんのかい!!!
結局アマローネとバローロをいくつも買って大喜びのブラジル人達。私はトスカーナのワインが売りたかったよぉ…
ところでブルネッロをよく買うイメージのブラジル人です。関税が高いので重くてもイタリアで必ず買うとよく聞きます。今回のグループが言うには、海外のワインが必ずしも高いわけではなく、チリ産やアルゼンチン産のワインはそこまで高くないと。ポルトガル産もそんなでもないよって。
あら、不思議なもんですね。フランスワインはブラジルで高いのですか?って聞くと、
『フランスワインはそこまで高くないんだけど、イタリアワインが高くってどうしても買って行きたいんだ』
と言うのです。へー、そんなもんなの?
ノコノコ出勤してきたステファノにその話をすると、『いいねぇ、いいじゃん』とニヤニヤしていました。
…なんか彼の悪いところが出たなって可笑しくなりました。
日本人がイタリア来たら生ハムがっつり食っていこうってのと同じかな。
アメリカ人、テキサスからのおばちゃん2人組。ニコニコしながらお買い物をしています。
話を聞くと発送して欲しいと言います。いいですよ、勿論!
重さを測ってさてどこまで増やそうかとあれもこれもと選ぶおばちゃん達。連日のアメリカ人の勢いは凄いです。ついでに今夜のワインも買っちゃおう!なんて、旅人はいいですよね。本当に楽しそうだから。
発送の住所などを書いてもらった時に、おばちゃんの苗字。
Goodman
おお!グッドマンさんですか。素敵なお名前ですね。
おばちゃん達が帰った後にゲラゲラ笑って、いいよねーって言っているステファノ。いえいえ、イタリア人だって
Buongiorno
Buonasera
Buonanno
なんて苗字があるじゃないかと私が言うと、ステファノも『あ、そう言えばそうだね』。
おはようさん、こんばんはさん、明けましておめでとうさんなんて不思議な苗字もあるのです。イタリアは伝統的にキリスト教的な名前がある分、苗字は数多くの種類があります。日本と真逆ですね。しかも日本の苗字はやけに書きにくいとか読みにくいなどですが、アルファベット圏はその辺クリアしやすい。
グッドマンさん。
一度覚えたら忘れない不思議な苗字をもつおばちゃん。
日本の慣例に倣えばかつての先祖がグッドマンだったのだと思うのです。
バッドマンじゃなくってよかった。素敵な苗字ですね。忘れられない苗字に今日は出会いました。
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