みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。
『日曜日にウフィツィ美術館に行ってきたよ』
人生で初めてステファノがウフィツィ美術館を訪れた。
行ったことがないと聞いた時はフィレンツェ人でもそんなことあるんだと思いました。昔の人ならまだしも若い子たちは学校などで行くのかなと普通に思っていたからです。ま、とにかく縁のなかったあの美術館へ足を運び、その感想は、
『うーん、もう行くことはないな』
これは想像の範囲で、宗教画に大きな興味がなかったステファノらしい正直な本音です。しかし、地図の間がよかったと。あー、それならヴェッキオ宮殿の方が気にいるかもしれないから、今度ガイドブックを見せてあげよう。
12ユーロしたという入場料。これはローシーズンだからです。
ハイシーズンは現在20ユーロ。プラス予約をすれば4ユーロかかります。手持ちのガイドブックで近年の入場料の値上がりを調べてみました。
2006-7年版地球の歩き方では入場料が6,50ユーロ。ええ、私はこの数字が刷り込まれているからいよいよ現在の金額が高く感じるのです。
さらに2011-12年版ムックではまだ6,50ユーロのまま、さらに2016年版るるぶでは8ユーロと書かれていますね。どんどん値上がりは進み、
なんと来月のローシーズン明けである3月1日から25ユーロに更なる値上がりが決定しました。これは今年の年明けすぐのニュースとなり随分驚きました。予約をしたらさらに4ユーロの予約料が加算されます。
名画で溢れるこの美術館のお値段。さて安いか高いか。ドイツ人館長アイケ・シュミットになってからなんか方向性にビジネスの香りがプンプンするよねーなんて話もありますが、実際は何がどうなってこうなっちゃったのか。
『トイレとか酷いんだ。壊れていたり石鹸が切れていたりさ』
そうなのよ、ステファノのおっしゃる通りです。値上げの理由は色々事情があるのでしょうが、せめてこのお金を払った観光客が使うお手洗いなどの改善向上は考えてほしいところです。国立美術館なのにって私もお客さんから愚痴を言われること多いのよ。
25ユーロまであと1ヶ月強。2月いっぱいまでは12ユーロで入場できます。ローシーズンなら予約はしなくて大丈夫。
機会のある方は是非いまのうちに。3月以降に訪れる予定のある方は…そういうことです。