みなさん、こんばんは。
これは夜ではありません。早朝のフィレンツェ中央駅です。
これからトラムに乗ってT1線終点のVilla Costanza駅へ行きます。ピンときた方は鋭い!
そうです。Flixbusの旅第3弾です。目的地はジェノヴァ。そう、母を訪ねて三千里でマルコのあのジェノヴァよ。原作はEdomondo De Amicisの『Cuore』ね。マルコはジェノヴァから三千里(11,800km)かけてアルゼンチンへ出稼ぎに行ったマンマを追っかけるのよね。しかしマンマの出稼ぎ先にしても少年が追いかけるにしても物語が壮大すぎて私の旅が確実にボヤけます。恥ずかしくなりますが、私は240kmの旅です。ジェノヴァを訪ねて62里となります。
駅前からトラムでは始発が5時、終電は24時半です。曜日によって運行間隔が変わってきますので、本数が少ない時間帯は気をつけないといけませんね。余裕を持って30分くらいは乗車時間がかかると計算します。一本乗りそびれると変な汗が出るので、向こうで待つぐらいが気分的に安心します。
さて、今回のチケットです。行きは7,99ユーロ、帰りも7,99ユーロで往復15,98ユーロとなります。これがどのくらい安いかというと、電車で行くならで見てみましょう。
Italoでは片道50ユーロ前後、しかも所要時間5時間弱、ミラノ経由の一度乗り換え有りです。しかも一日一本しかない…マジか!
Trenitaliaですと片道25ユーロ前後で所要時間5時間前後のローカル線か、インターシティやフレッチャアルジェントorビアンカなどの特急を使って片道25〜60ユーロくらいで所要時間4時間弱ほど。しかもどちらもミラノやピサなどで1回か2回の乗り換え有りです。
乗り換えもしないでバスに乗ってりゃジェノヴァまで連れてってくれるなんていいと思いません?しかもこんなに安くて、所要時間も大差なさそうですもんね。こうやって見るとジェノヴァ、遠くな〜い?
この旅ではフィレンツェはVilla Costanza発着ですが、ジェノヴァはプリンチペ駅裏のバスターミナル着で帰りはヴィットーリア広場発です。理由あってこんな選択にしました。バスではバスターミナルとヴィットーリア広場の両方とも順次停車するので旅に優位な方を使ったらいいと思います。
さて、地図で確認してみると、ん?3時間もかからないみたいですけど。どうして4時間もバスでかかるのか。おかしいのぉ。
SAでの休憩にしては時間とりすぎじゃないかと思いますよね。これ、使ってみて理由がわかりました。
おーきな、おーきな落とし穴がありました。使ってなるほど、そういうことかと思った回です。
そんなこんなの道中を含めてお伝えしていきます。
次回