白の宮殿のお向かいさんに移動します。
それは赤の宮殿。わかりやすいネーミングですね。
実は白の宮殿の見所が沢山あって、既にお疲れモード。時間と気力の配分を間違えました。せっかくだからこちらもお邪魔してサラッと見て終わらせよう。また来りゃいいんだ、また観りゃいいのさ。
この建物はブリニョーレ・サーレって侯爵家のものとして17世紀後半に作られました。依頼したのは同家族のロドルフォとジョヴァンニ・フランチェスコ兄弟。これら豪華で立派な建物が連立するガリバルディ通りはかつてストラーダ・ヌォーヴァと呼ばれていました。2006年に世界遺産に登録されましたね。
階段上ってスタッフの方に、
『あのアントン・ジュリオ2世のお部屋はあちらよ』
と皆さんご存知のくらいに紹介されました。誰だそいつって、先ほどのジョヴァンニ(ジョ)・フランチェスコの息子さんですね。祖父がアントン・ジュリオだったから孫が2世になったんだと。しかしあの頃の金持ちの部屋とはどうも落ち着かない。あれでよく寝たりできるもんだ。どれ見とくか。
部屋、低っ!背の高い人なら頭つきそうなくらいです。
やたら鏡が多く使われていることで有名です。いや、金持ちってわからんのぉ。
よし、どんどん進もう。もう頭に入らん。
もう目がカチカチする。その後大量の絵画コレクションゾーンをひたすら歩いて、流石に宗教画が頭に残りません。
私が気に入った一枚を報告しときましょう。
可愛い絵ですよね。
こういうの好きだな。人が沢山出てくる日常の切り取りされたもの。人々の動きがコミカルで暖かい。
冬の寒さを楽しみに変えて子供が雪遊びしたり、シニョーラがすってんころりん。
それを横目に隣で軽快に滑るカップル。
なんか惹かれてしばらくずーっと隅々まで見てしまいました。
他にも沢山ありましたが、気持ちあまり覚えていない。また、また来てちゃんと鑑賞します…
外に出ると当たり前だが白の宮殿が鎮座しています。
しかしどうも1日に幾つも美術館はしんどい(2つだけだけど)。いい勉強になった。これからは詰め込み観光はやめよー。
もう美術鑑賞はフィニッシュです。あとは町を歩いて休憩します。
そうだ、港の方に行こう。インフォメーションの隣の細い道を通って行こう。
気をつけながら地図を見たお陰で海側に無事到着しました。そんなもんちっとも偉くもない。みんなできるのにさ。
チンクエテッレでもよくある魚介のフリット店に行列が。お腹空いたかもしれないけど、行列なら別にいいやー。
うわぁ…海だ!
つづく