みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。
気温が微妙に上がらないですね。朝は2〜6度くらいで、日中になると13〜18度くらい。春秋によくある何着りゃいいんだって感じです。そんなことお構いなく市場では忙しくしています。商品は相変わらずどんどん届くし、人は沢山います。パスクア時期はそういう意味で楽しくやっています。
ところで腕時計。私は携帯電話を持ってから恐らく一度もしていないかも。するも何も持ってもいない。
だから携帯電話の充電が切れたら私ったら大変。街中の時計ほど信じられないものはありませんものね。
腕時計の窃盗がニュースで続いています。
昨日の夜遅くに家に車を停めた30代の中国人がイタリア語を話すフードを被った3人に襲われました。突然後ろからってことで、1万ユーロ(約143万円)のオーデマ・ピゲの腕時計と700ユーロ(約10万円)の現金が入った財布をやられたらしい。オーデマ・ピゲっちゃ時計に疎い私でも聞いたことあるぞ、スイスの有名な時計ブランドでしょ?時計なんて正確に動きゃなんでもいいじゃんって思う私には全然わかりませんが、好きな人は大好きよねー。やっぱり盗人も目利きが出来なきゃ犯罪できないよな。幸い怪我はなかったらしいけど、気に入っていた時計だったら泣いちゃいそう。物騒物騒って思っていたら先週はこんなこともあったのよ。
金曜日にフィレンツェ生まれのお高いセレクトショップLUISAVIAROMA創業者、アンドレーア・パンコネージがやられた。
彼もやっぱりいい時計したのよー。スイスのパテック・フィリップだと。ボロニェーゼ通りのエリアだっていうからフィエーゾレの先だな。金持ちっちゃやっぱりあーいう郊外にいるんだろうけど、白昼堂々2人組に盗まれちゃったんですって。腕時計の額は15万ユーロ(約2,500万円)ですから羽振りが良過ぎる。彼は怪我しなかったから良かったんですが、一体どんな時計よ。
上には上がいる。
去年のパスクエッタに起こった事件。
フェラーリの現役レーサードライバーであるシャルル・ルクレール。この人モナコ人なんですが、ヴィアレッジョで彼の車に近づいて時計を盗んだんですって。1年経ってようやく昨日逮捕されたってニュースになりましたよ。犯人は4人いて3人の男性と女性が1人。彼ら犯人たちは同じ一年前のパスクエッタ夜に別のルッカ在住のカップルからも4万ユーロの時計を盗もうとして抵抗されたため未遂だったんだけど、ルクレールはやられてしまった。
さてその時計、リシャール・ミルってこれもまた高級時計ですが、2milioni di euro…ですって。もう家が買えるとかのレベルじゃないわよ。200万ユーロ(約2億8,600万円)ってどんな金額よ。で、どんな時計さ。郷ひろみもビックリよ。
うちのステファノ君も時計が好きで、お客さんの腕時計をよく見ているんです。
お会計が終わった後に、『見た、今の?凄い時計してたねー』とか振られるんですが、私ったらチンプンカンプンでついていけない。
腕時計を見ようと思ったことも全くないんですよ。でも好きな人ならすぐに分かるんでしょうね。
時計自体を持っていないんだから私にとっては盗まれようもないですが、泥棒もこんなところに目利きを使ってないでもう少し真っ当なことすりゃいいのにって思うのはやっぱ違うのかな?
とりあえずお気の毒とは思いますが、旅行に来られる方はそんなプロの犯罪者たちに襲われることのないようにご注意くださいね。できれば腕時計はお安めのものをした方がいいとアドバイスさせていただきます。
泥棒には復活祭もイースターマンデーも関係ないってことよ。盗られた後のことを考えてくださいね。保険に入っていたって限度はあるものよ。