市民広場でゆっくり充電したのでちょいと歩きましょうか。
ここはエミリア・ロマーニャ州にあるレッジョ・エミリア。人口17万人ほどのコムーネです。レッジャーニ人は声が小さくて穏やかな感じがしました。町の規模もですし、のどかな雰囲気がします。メリーゴーラウンドの先に見える大きな広場を突き抜けていきます。この広場はまた戻ってくるのでその時にお話ししましょう。
しかしこの町はのどかを通り越して静かこの上ない。パスクアだから?おっきなお祭りがないんでしょうね。歩きやすそうな整理された通りですね。
エミリア・ロマーニャって私の勝手なイメージですが自転車好きって感じがして、これは自転車走りやすそうだ。フェッラーラを思い出します。
プランポリーニ広場です。見えるのはドゥオモ。ちょっと変わった形で面白い。左手前に見える像の後ろには、
モンテ・ディ・ピエタ宮殿。13世紀につくられた高さ47mある塔があります。これは鐘楼で3つの鐘がついています。一番大きな鐘は絞首刑を知らせるものだったとか。塔にある時計はヴェネツィア、サン・マルコ広場の時計を作ったジャンパオロ・ラニエーリによるものです。この細長い広場には西側にドゥオモ、南側にこの宮殿、ここと向かい合う形で北側にあるのが、
現市庁舎です。ちなみにモンテ・ディ・ピエタ宮殿は15世紀末まで市庁舎でした。
市庁舎の上に見えるSPQRの文字。レッジョ・エミリアの紋章にも使われていますね。『ローマの元老院と市民』の頭文字ですね。遥か昔にローマ人もここを征服した過去があります。
そして広場のドゥオモと向き合う東側にあるのがMax&Co.の店舗。レッジョ・エミリアはマックス・マーラの発祥の地です。1951年にマラモッティによってここレッジョ・エミリアで設立されました。彼のお婆さんが約100年前の1850年からここでアトリエを構えていたのよね。大都市ではなくこのような地方都市から生まれた世界的ブランドはブルネッロ・クチネッリを彷彿とさせます。
手前で手を繋いで歩く老夫婦の後ろ姿が素敵です。
広場をひたすら進んでいくと、素敵な広場がまたありました。なんか眠くなったので少し休憩。
あ、コロンバの紙箱が置いてある。
中身は食べちゃったのかな?そしてその後ろに見えるのは、
デル・クリスト教会です。ストレートな名前だな。
礼拝堂としてつくられ、18世紀にバロック式の教会になったんですって。
教会前にはパスクアだからでしょう、オリーブの枝を持って帰れるようになっていました。教会内は狭かったですが、少し様子が違います。
それもそうで、後で知りましたがルーマニア正教会でした。
そりゃイースターの日はお店も閉まっています。
時折レストランがやっていました。大きな広場に面するバールなどは開いていました。
こちらは聖プロスペーロ聖堂です。位置で言うとドゥオモの裏側にあります。聖プロスペーロはレッジョ・エミリアの司教だった聖人でここの守護聖人でもあります。997年に彼のために捧げられた教会で、内部は16世紀、正面は18世紀に出来上がりました。ただいま教会前の広場は工事中。
ちなみにツーリスト・インフォメーションはお休みだったため地図は入手できませんでした。しれっと何度か迷ったよ。
でも
ここをクリックしてもらえたら見やすいサイトがありましたので参考にしてみてください。
次で終わらせられるかな?
つづく