みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。
朝は天気が良くって、午後から少しずつ曇ってきて降るかなーって思ってたら降らなかった。
夕方、用事で屋内にいたところ、外に出た時に道路がビショビショ。どうやら短時間の間にドッカーンって降ったらしいです。
私、ツイていましたね。傘持ってなかったから良かったです。これなら今夜のフィオレンティーナ対バーゼル戦は雨の中の試合にはならなそうです。
『フィレンツェ世界一だってさ』
ステファノが呟く。
またまたー、どんな手前味噌なのでしょう。
食と旅を扱う国際ポータルサイトTasteAtlasが発表した地元の料理を試すのに世界の都市ベスト100が決まりました。これはTasteAtlasのデータベースとGoogleでのレストラン評価を組み合わせた結果だそうです。
ルネサンス発祥の地であるフィレンツェは歴史、文化、建築物などが豊富な都市。古いものと新しいものが融合したもの、農場から食卓、家族経営の飲食店などがうまく混在していること。シンプルでありながら、高品質で地産地消のこだわりがフィレンツェの伝統的なフィレンツェ料理の特徴だと、まぁベタ褒めで足の裏が痒くなります。
ここでフィレンツェを褒めた食事はスキアッチャータ(フィオレンティーナ)、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ、ランプレドットなど代表的なもの。ここフィレンツェに行ったらこれを食うべし、らしいです。料理名がわからなければ各自でググってね。
またオススメの店も紹介されています。ま、フィレンツェに住んでたらみんな知ってるな。
Antica Trattoria da Tito
I Fratellini
Gelateria dei Neri
L'Osteria Di Giovanni
All'Antico Vinaio
2位はローマ。
カルボナーラ、カーチョ・エ・ぺぺ、ペンネ・アッラビアータ、切り売りピッツァ、サルティンボッカを食えだって。
オススメの店は、
Trapizzino
Antico Forno Roscioli
Giolitti
Armando al Pantheon
Trattoria Da Cesare al Casaletto
4位はナポリ。
ナポリピッツァ、スパゲッティ・アッレ・ボンゴレ、プッタネスカ、スフォリアテッラ、ババを食うべし。
オススメの店は、
L'Antica Pizzeria da Michele
Pizzeria Starita a Materdei
Antico Forno delle Sfogliatelle Calde Fratelli Attanasio
Da Nennella
Gino e Toto Sorbillo
なお、それ以外にベスト100に入ったイタリアの町は以下の通り。
10位ミラノ、11位ヴェネツィア、22位ジェノヴァ、28位ボローニャ、31位トリノ、42位タオルミーナ、43位パレルモ、51位モデナ、55位カターニア、63位ソレント、74位ヴェローナ、77位シエナ。
ちなみに日本は、
9位東京、19位京都、57位大阪、でした。
フィレンツェなんて小さな町が世界一になったのは心から喜ばしいことです。
しかし、フィレンツェ市から金をもらっている訳ではないので率直な感想を言うと、『だから?』と冷めた気持ちでもあります。例えば日本だって選ばれた3都市以外でも美味しい町は沢山ありますし、レストランの絶対数が多ければ、そりゃ評価を受ける飲食店も多いのは事実です。だからこそトップ10はフィレンツェ、ローマ、リマ、ナポリ、香港、メキシコシティ、ニューヨーク、パリ、東京、ミラノってことになるのです。むしろ3位に食い込んだペルーのリマが光って見えます。
素敵な町があり、さらに食事が素晴らしければ旅はさらにいいものになるかもしれません。たとえここに載っていなかったとしても美味しい町グルメはあるでしょう。期待はずれになるより、アテにしないで美味しい店を見つけた時の感動もまたひとしおですよね。またこのようなランキングやオススメの店は水ものですからこの情報でトライするなら今年いっぱいくらいと考えて、来年は来年のオススメの店をどこかのポータルサイトが発表するでしょうからその辺は注意したほうがいいかもしれませんね。
フィレンツェは肉料理ならそりゃ勧めますよ。お肉大国です。小さな町なのに、歴史、文化、美術、グルメって欲張りすぎじゃない?フィレンツェ。
でも旅の決め手の一つとして参考になると嬉しいです。
グルメの国、イタリアの破壊力を感じたランキングでした。