Vicolo San Tommaso dei Greci, Palermo
パレルモでーす。
バッラロ市場(Mercato di Ballarò)に行ってきました。楽しみだった場所です。パレルモで最も古い市場の一つで最大の市場です。。朝は早すぎてもダメ、午後は遅すぎてもダメ、適当な時間に行くべきだとアパートのおっちゃんにアドバイスをもらっていました。さらに月曜日は魚屋さんはやってないようなことも言っていました。ここは青空市場の雰囲気がたっぷりで、通りを埋め尽くす沢山の店には気軽に食べることろだけでなく、果物、野菜、肉、魚などの生鮮食品、それ以外の食品も手に入れることができます。この市場の起源はアラブ支配(10世紀)の頃まで遡ると言いますから、そりゃ1,000年以上の歴史ということです。
このバッラロって名前の由来は諸説あるようですが、アラビア語のsuk-al-Bahlarà(イスラム人の庭師たちが彼らの商品を売りに行ったモンレアーレの村の名前)に由来していると言われています。またはAg-Vallaraja(統治者の称号)に由来するとも。
現在の市場になったのは1468年に遡ります。マグリブ(北アフリカ、つまりチュニジア、モロッコ、アルジェリアなどの地域名)、スリランカ、バングラデシュ、中央アフリカからの出店が多数あり、なんともバラエティに溢れていました。
美味しそうなものが皿にのせて売っています。気軽に地元のものが食べられるのはいいですね。みんなでシェアすれば沢山の種類を味見できそうです。
何を食べようかな。
持って帰りたくなるような瓶詰めやスパイス、ナッツ類も充実。
うわー、オリーブがキロ4ユーロや6ユーロですって。多分6粒くらいで100gだろうから、少量買って食べ歩くのもいいかも♪安いですね。
10kg級の大きなスイカもさすがシチリア。
キロ1ユーロだとしても10ユーロくらいで手に入ります。食べきれんけどね。少し割高でも小さいサイズで買ってみたい。
少し開けた場所で賑わっているこのお店で食べてみよう。
店のおじちゃんが吠えててうるさいが、市場ならではと吠える声をBGM感覚でパレルモの食材をいただきます。
揚げるだけ、焼いただけのシンプルなものをオリーブオイル、パセリ、レモンをかけて食べるのは楽しい。
それぞれ見た目に気になったものを選んでみます。
ムール貝、マグロのソテー、エビ、アランチーニ。これ頂きましょう。
アランチーニはライスコロッケで、シチリア行きの中で米好きの私としては目当てのものでもありました。
定番のラグーとモッツァレッラチーズ&プロシュート・コットのコッテリ味の2種類。揚げる前のものは丸型と俵型で中身の味が判別できるようになっています。1個2ユーロでお安いこと。大きさもしっかりあるので味もさることながらお腹も満たしてくれます。
2〜3分揚げたら召し上がれ。
モリモリ食べていると猫がやってきました。ほれ、とマグロを少し下に落としたものの、プイッとされてしまいました。
あら、食べないのかしらって思ったら、その猫は
向かいの肉屋さんからお肉の切れ端をもらって食べていました。港町でも肉派なんだ…
魚は食べ飽きたぜってことか。
羨ましいですね〜。