モンレアーレの続きです。
『陶器とモザイクの町』なんだと。へー。
さ、仕切り直しで入口から。
中に入るとモザイクだらけの内部。新約聖書と旧約聖書のお話がぐるーっと描かれています。入場時間になったばっかりなのに大人気だ。
修復中なのか見えない部分がありましたけど、そりゃそうなるよな。見えるところだけでも十分満足できます。
キリストの大きさは13m×7m。流石に大きいです。
この内部から屋上に登れる階段があるのですが、受付に誰もいない。チケット売り場まで行って、伝えたところ
『いや、誰かいるはずです』
だからー、居ないんだってば。チケット売り場のお姉さんと一緒に戻ると、
『あ、本当だ。誰も居ない』
だろ?ようやく上にあがれる。
他の人も並び始めた。みんな上りたかったんでしょうね。
通路の中には内部を通るものと外を歩くものなどルートは思ったより長いです。モザイクも近くで見れました。
上から見る隣の中庭。高さは思ったより高くなく、怖くはないですよ。階段もそんな辛くないっす。
下から見るとこんな感じです。
このようにドゥオモをぐるっと一周できるようになっています。
思ったより混んでいなくって良かった。自分のペースで歩けました。
狭い通りもワクワクします。
後陣に回り込む。装飾が間近に見えますね。
そして最高地点。何に使っていたのかな?1人しか通れないからお互い譲り合いしながら行き来します。
眼下にはパレルモの町が遠くに広がっています。
今度は反対側の側面を歩きます。
こっちにゃドゥオモ横にある広場とモンレアーレの街並みを臨めました。
一度外に出てファザードの横に古いベネディクト会修道院の回廊入り口があり、ドゥオモのチケットでこちらも入場できます。
12世紀終わりに建てられました。

これ、上にのぼった時に見えた風景です。
純粋なロマネスク様式の建物で、各辺が47メートルの正方形の平面を持っています。
アーチは交互に装飾された一対の柱によって支えられており、一部はアラベスクが彫刻され、その他はモザイク象嵌が施されています。
柱は全て溝があり、いくつかは捻れて、他の柱は真っ直ぐです。それらは全て、色と金色のモザイク、花崗岩、斑岩、あらゆる種類の大理石で覆われており、精密で小さなデザインによって形成されています。柱頭は花、果物、あらゆる種類の動物の姿が混ざり合っています。
南の隅には3つのアーチで区切られた四角形の囲いがあります。
中央には噴水があり、その水は様式化されたヤシの幹の形に彫刻された柱から流れ出ており、立った人物、頭、葉が浮き彫りにされています。人間とライオンの口から水が出ています。
回廊の柱の基部には、様式化された葉、ロゼッタ、ライオンの足、野獣の頭、人間や動物の群れ、カエルやトカゲなど非常に多様なモチーフが描かれています。携わった芸術家は出身地も時代もさまざまでした。
急いでご案内しましたが、見どころも多いので時間があるならゆっくりしたほうがいいかもしれませんね。
外に出て広場で休憩。
先ほど上から見たこの広場はこんな感じだよ。
広場でおじさん4人。3人はずっと話していて誰も他の人の話を聞いちゃいない。会話になっとらんな。
1人だけ寡黙なおっちゃんがいて、うんうんと相槌打っている。イタリアあるある。
さ、帰ろ。
さよなら、モンレアーレ。
バスは時間通りにやってきて、すぐにパレルモ市内の出発地であったインディペンデンツァ広場へ戻ります。
バッラロ市場にまた行きまーす。