みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。わーい、月曜日だ。
珍しいイントロですが、明日は祝日ですから市場はありません。よって、感覚的には土曜日がまた来たような気分なのです。
昨日の話通り、意外にイタリア人観光客が少ないと思いました。これは先入観なのかもしれませんが、本当にそう思ったのです。
日本人もおとといに比べたらそうでもない。みんな帰っちゃったのかな?
そんな中、ヴェトナムからいらっしゃった日本人カップルさん。2人の会話に入ってきた私を指差して、
『あー、日本人じゃん!』
なんてハイテンションなお二人なのかしら。思わず笑っちゃいました。
そんな2人はお米に興味津々。お米の国から来たのにお米なの?って不思議でしたが、
『ヴェトナムはねー、全部臭いの』
…なかなかの悪口です。
町も食材も全部臭いのだとか。ま、私が思う東南アジアのイメージくらいのレベルなのかな?
『だからお料理も全部味付けをしっかりさせて臭さを無くすことが大事』
へー、和食もイタリアンもそうだと思いますが、食材のそもそもの味を大切にしてってわけではないのか。そんなのは通用しない国らしい。
このパスタは猪のラグーと併せると美味しいですよ、ってアドバイスすると、
『猪が臭いんだけど、大丈夫かなぁ…』
本当になんでも臭いのでしょうか。
ちなみに屋台などでは料理人が足の裏を触った手で料理をしているなどかなりエグい情報もいただいて、ヴェトナム大丈夫か?って思いました。そんなの当たり前だと説明し、
『だから(住んでいる私は)お腹が強くなった。逆にツーリストは大変だ』
と言い放った。
そんなヴェトナムも世界遺産が6つある。
ちなみにイタリアの世界遺産は世界一で現在58ある。2位には中国が56で続き、ドイツ(51)、フランス、スペイン(同率。49)と続く。なんだかユネスコでの規則で罰金の値上がりがしたとニュースになった。
屋外の飲食スペースについてのことで、レストランなどが道路に設置した飲食スペースが許可を超えての場合は50ユーロから400ユーロに増額。アルコールに対するもの、性別、民族、宗教、言語、政治的意見の違いによる差別などでも罰金があるとか。ま、これは世界遺産関係なくユネスコの発表だから少し話すがずれてしまったのですが、ここから少し本線に話を戻します。
営業時間中及び閉店後1時間以内に敷地内にある屋外エリアの廃棄物の除去と床の清掃を怠った店主には50ユーロから200ユーロの罰金が課せられます。商品の箱を保管するために陳列ケースを使用したり、食品を棚でなく床に置いたりした場合、罰金は50ユーロから100ユーロになるそう。衛生的なものに対して罰金を上げると結果的に綺麗な町ができるだろうと、ま自治体はこのことを利用しているようにも見えるが、綺麗に越したことはないですよね。
私もどこの町とは言わんが、イタリアのある所に行った時に東南アジアの香りがすると思ったことがあります。その時は随分驚いたけど、コムーネは果たしてこの罰金値上げにユネスコの規定違反制裁への罰金引き上げを利用したのか頭の悪い私には判断しかねます。正直のところ、訪れた人たちから町が綺麗だとか清潔だとかのプラスの意見が聞こえてくるとこちらも嬉しいに決まってる。
観光大国であり観光都市のフィレンツェがより良くなればいいけど、それならスリやぼったくりなどの犯罪ももっと厳しくならんもんかねと。こっちもこっちで大問題だと思うのです。