みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。
毎日、すみませんね。でも暑いしか出てこない。
こうなるとみんなお水を飲むじゃないですか。で、
『街中にある水って、飲んでも大丈夫ですか?』
てな質問をちょいちょい頂きます。ジャパニーズから。
市場近くのナツィオナーレ通り。ここにも噴水があります。『フォンティチーネ』と呼ばれています。
上部にはジョヴァンニ・デッラ・ロッビアの彩陶テラコッタによる聖母子と聖人たちの祭壇画があります。これ、丁度500年前の作品ね。聖人たちは聖母子の近くにひざまずく子供の洗礼者ジョヴァンニ、聖バルバラ、聖ルーカ、聖ヤコポ、聖カテリーナ(アレッサンドリアの方)がいますね。19世紀にここに移動されて現在に至ります。
で、下には大理石で作られた7つの天使たちの口から水がチョロチョロと出てきています。
ご覧の通り、皆さんお水飲んでいます。
500mlのペットボトルの水、通常ですと1ユーロですが、場所によっては1.50ユーロの店もあります。観光地のベストポイントのバールなどでは2ユーロのところもあったりして、日本円換算だと300円!なかなかの金額ですよね。
だからこそ人によってはこのような噴水の水を汲んで飲んだり頭にかけて冷やしたりする人も少なくないのです。
では先ほどの質問。
飲めんのかい、飲めないのかいって。
もう答えは出てますよね。だって皆さん飲んでますもん。ただイタリアの多くの都市にある水飲み場を調査したものの結果では、『規制物質はたとえ最も危険なものであっても存在しないか法律の範囲内である』ことが判明しています。ただし公共の水とボトルの両方に存在するマイクロプラスチックには注意するように書かれていました。
はぁ?知りませんし…
マイクロプラスチックとは5mm以下の微細なプラスチックのこと。これを気をつけろってどうやってやるじゃい?
ペットボトルもダメ、公共の水もダメ。どっちもマイクロチップが入っている可能性があるなら、考えるだけ無駄としか思えません。
じゃあ100歩譲って味は普通なの?ってことですが、まぁいつも通りの硬水よね。多分これが日本人が苦手な水って言われているんだけど。今でも流行ってるのかな?コントレックスってフランスの水。硬水がいいみたいな訳のわからないブームがあったんだよね。私が若い頃、日本でメッチャ流行ったんだけど飲みにくかったの覚えてます。今はどんな水でも飲める私ですが。
だから、ガイドさんによっては
『日本の方は飲まない方がいい』とか
『お腹が強くない人はペットボトルの水を飲んだ方がいい』
などのアドバイスをします。まぁここの水を飲んで何か問題があったら責任取れないもんな。だったらペットボトルの水を飲んでくれた方がいいという安全牌での答えだと思います。
ただ、飲めるっちゃ飲めるんですよ。腹の強さなど本人しかわからないですもんね。
だから一度試してみるというのはいかがでしょう?
微妙に緩いけどな。
それでもよければトライ。これが大丈夫なら水買う必要ないです。
ただ先ほども触れたマイクロチップ云々言われたらどうにもならん。
ちなみにイタリア人の3分の1は依然として公共の水には抵抗があるそうです。
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