みなさん、こんばんは。
チンクエテッレでーす。
昨年2022年には300万人の観光客が訪れた人気観光地。4,000人の住民がいる場所にこの数字はすごいですよね。5つの村のうち住民が1,300人を越えるのはモンテロッソ・アル・マーレとリオマッジョーレのみで、ヴェルナッツァは800人弱、マナローラは約350人、コルニーリアは200人に届きません。
観光客数は2020年と21年には減少したものの、今年は去年と同じかそれ以上、パンデミック前の2019年と同じ数値は記録しそうです。
ただこんなチンクエテッレにも弱点があって。
一度は行ってみたい的な場所に見えるんです。私、今まで何度もチンクエテッレには行っているのですが、
『今回2度目です』とか、
『来年も来ます』
みたいの、聞いたことがない。
いないことはないのでしょうが、いるとしたらロングバケーションする欧米人くらいかな、と思いました。
これは新たに目玉商品を作らないとリピーターが集まらん。テーマパークの新しいアトラクションみたいなもんだ。
手前味噌になるけど、フィレンツェなんてはっきり言って何も変っちゃいない。新しいものも増えちゃいないのに、何故か毎年戻ってくる人は少なくない。これ、何が違うんだろう?
フィレンツェについて言うと、リピーターは何か新しいことをするとかなくって、ただのバカンスで来ているんですよ。まぁ久しぶりにウフィツィ美術館行くかみたいのはありますが、年々チケットも取りずらいしルールも面倒になってると足が遠のいていくのは当たり前です。ひたすら同じようなところに泊まっていつもの店で食べて買い物してみたいな人が多い気がします。高いホテル代と航空チケットやガソリン代を使ってわざわざ来ていただいているのは何かしらのキラキラがあるのかもしれません。住んでいる人にはわからないものが見えるんでしょう。
それがチンクエテッレにはあるのか、ないのか。
ただリピーターが出てきたりしたらチンクエテッレは大変なことになっちゃうので一見さんだけで今のところは十分でしょうね。
そこでふと思い出したんです。お伝えするのを忘れてたなって。
チンクエテッレのマナローラとリオマッジョーレの間には愛の小道(Via dell'Amore)って約900mの遊歩道があります。しかし、地滑りのため2012年9月から立ち入り禁止になっています。
この度、リオマッジョーレ側から170m分、小道の20%に当たる部分の安全性と再開発工事が終わり、2024年7月に完了する予定です。
てことは、来年は新しいものが観れるかもしれないのです。
もし愛の小道が開通したら絶対増えるだろうな。通行料取るかもしれないけど。
今年のシーズンも3ヶ月弱くらいとなりそうですが、来年も盛り上がりそうだと思いました。リピーター来るかな?
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