みなさん、こんばんは。
一昨日の続き『
リオマッジョーレ、20分さんぽのルート』です。駅から街にでるトンネルを通って、そっからまた駅に戻るのにぐるりと歩きながらの過程を紹介しましたが、駅の隣から隣村のマナローラまでの遊歩道『愛の小道』へ行ってみました。
ラ・スペツィアージェノヴァ線の鉄道トンネルの拡張に続いて1920年に誕生した愛の小道はトンネルの資材を堆積するための道として誕生しました。この道を使う住民たち、特にすぐ若い恋人たちが使うことから匿名の男性が道の両端に石灰を使って『Via dell'Amore』の碑文をなぞり、それが正式名称となりました。ロマンティックな通り名は広く多くの観光客に今は知られています。リオマッジョーレとマナローラの鉄道の駅を繋ぐ900mほどの決して長い散歩道ではないものの、人気のストリートでした。
この前のお散歩で高台から見るとこのように愛の小道が見えますね。
ところが2012年9月に地滑りが起きてオーストラリア人観光客4人が負傷する事件がありました。
それにより、愛の小道は閉鎖され工事が未だに行われています。その件については先月の記事『
来年こそ『愛の小道』かも』でお伝えした通りです。現在は200mほどの整備が終了して、その短い道は7月1日より開放されています。
愛の小道へつづく前のインフォメーションのような所があったので、ガイドの免許を見せて、
『覗けるかしら?』と言ったところ、どうぞどうぞということだったので意気揚々と階段を登って行きました。
ところがいざ入り口まで行くと係員に止められてしまって、ガイドといえどチケットが必要だということでした。オンラインのチケットを予約購入しないとダメだというのです。えー、そうなの?
時間や金額(5ユーロ)などは大きく看板などに書かれているものの、オンラインのみしか受け付けないとは。ちょっと面倒ですよね。係員の人も問い合わせしてくれて私が入れるかどうかを交渉してくれましたけど、返事がないという理由で残念ながら入ることができませんでした。後で調べたところ、30分ごとの入場ができて恐らく30人という限定で許可しているみたいなんです。開放したばかりなので大人数が押しかけないように配慮してのことだとわかりました。ここまで来たら観てみたいと言う人が少なくない中、ここまでしてお入りくださいとある意味の人数制限をかけているのですね。もしオンラインで申し込みたい方は
こちら(英語)からお申し込みしてみてください。
入り口で『入りたいなぁ』と思いつつもルールだから諦めるしかありません。
係員の人も申し訳ないような顔をされますが、いえいえ彼女のせいではありませんのでせめて入り口から写真だけ撮らせてもらいました。
現在このチンクエテッレの愛の小道、入り口はこのリオマッジョーレからのみです。
空にはヘリコプターが行ったり来たりして何か物を運んでいるようです。係員の方が『工事はまだ続いているのでそのためのヘリですよ。火事ではありません』と教えてくれました。来年には開通する予定ですから急いでやっているのでしょうね。暑いのにご苦労様です。天気が悪かったり風が強かったりすると工事は中断するのでしょう。時間だけでなく安全も保証しながらご苦労なことです。
その模様もちゃんと説明書きがされていました。
来年も恐らく人数制限はあると思います。しかし多くの人が楽しみにしている愛の小道の全面開通はすぐそこまで来ています。
その時こそプレミアチケットになっちゃうんだろうなと思っています。
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中央市場に来たい人は、