みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。わーい、土曜日だ。
いやー、早いですね。もう大晦日まで7週間しかないですよ。どうして歳を重ねる度に1年ってこんなに早いんだろうって思うのです。ぼやぼやしてると年が開けてまたすぐ年末が来る。この繰り返しだと思うとこれからの私の人生どうなるんだろうって考えちゃったんですよ。たまたまステファノのお母さんが店に顔を出してくれて、彼女はもう年金生活に入っているけど多分65歳になったかなってないかくらい。イタリアで年金生活に入るのは60歳代後半か70代前半が主流となっています。
そんな話をステファノとしていて、
『私、いつまで働けばいいんだろう?』
って言うと、
『通例で言うと…あと20年くらいじゃん』
ってサラッと抜かしやがった。
えー、こんなこと受け入れられっか!これは少しずつ彼のマインドを変えさせないと私は働き蟻で人生終わっちまう。ステファノはニヤニヤしていてこれは楽しそうです。おお、憎たらしい。
そんなー、お婆ちゃんになるまでこの市場に居ろっていうの?
市場といえばチーズ屋のハゲマルコ。マルコは私がこの市場で一番長い生き字引的存在だと勝手に思ってる。恐らく本人もそう思ってる。
彼はどのくらい働いているんだろうって考えていたら、タイミング良くマルコが私の前を通ったじゃないですか。ちょっと、マルコ!って言って足を止めさせる。
『あんた、どのくらい市場にいるんだっけ?』
『40年!』
へー、それはそれは。
私は2005年の1月から市場にいるので、丸18年ってことになる。たとえこの後20年市場にいるとしても現在のマルコにさえ辿り着けない。確かにマルコは労働時間の半分を市場の散歩に割いて、あとは適当に働いている(ように見える)。
そっか、細く長く働く秘訣はこれか。
いずれにしてもマルコ凄いな。私は隠居の憧れが強い一方現実も見ないといけないってのはわかっているつもりなので、目指すところはマルコ式労働ってことになる。
適当に働く方が長く働けるんだ。
既に適当に私も働いているつもりなんですが、まだマルコの域には行っていないのかも。
もっと気楽に市場に居ればいいとわかりました。50%の力で働くこととします。
では良い日曜日を
++++++++++++++++++++++
中央市場に来たい人は、