みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。わーい、土曜日だ!
今日は市場にすごい人が来ました。
エマヌエーレ・フィリベルト・ディ・サヴォイア王子(1972-)です。彼はテレビにも出ているので親近感があるのかもしれません。来年中央市場は150周年を迎えます。1874年に彼の祖先であるヴィットーリオ・エマヌエーレ2世によって作られたこの中央市場へ招待されたようです。
そこで誰やねんって事になりますが、遡るところ1861年、イタリアは統一されてイタリア王国(1861-1946)となりました。その後現在のイタリア共和国になる前身ですね。イタリア王国は4代で終わるのですが、
初代国王 ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世(在位1861-1878)
2代目国王 ウンベルト1世(在位1878-1900)
3代目国王 ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世(在位1900-1946)
4代目国王 ウンベルト2世(在位1946年5月9日-6月2日)
彼らは世襲制で国王を務め、最後の国王ウンベルト2世の孫がエマヌエーレ・フィリベルト王子。ウンベルト2世の息子でエマヌエーレ・フィリベルト王子の父親がヴィットーリオ・エマヌエーレ・ディ・サヴォイア。なんか似たような名前で混乱しそうですが、まとめるとこう言うこと。第二次世界大戦によって王制廃止とサヴォイア家の国外追放でエマヌエーレ・フィリベルトはスイスで生まれます。つまりイタリア系スイス人って事になりますが、彼はイタリアでそれなりに人気があるように思えます。
ウフィツィ美術館やドゥオモを訪問され、中央市場に来てくれた王子。
日本の皇室の人々に会ったような感覚。私が高校生の時に令和天皇が皇太子の頃、同じ飛行機になったことがあるのですがあの時と同じ気分でした。
やっぱりオーラがあるしとても紳士的。SPもいたけど気さくに市場の住民たちと写真を撮る姿は社交的でありつつ壁のない気楽な雰囲気を醸し出していました。サヴォイア家とゆかりのあるこの市場に足を運んでくれて、周りのお客さんもビックリです。うちの店の近くでテレビのインタビューに応じる王子。
私は店の中にいたけど、
『プリンチペがいる!プリンチペがー!!』
ってスタッフの言葉に私も外に顔を出しに行って『うわー本物だ!』とテンション上がりました。
ちょいちょい有名人が訪れる中央市場もいつもの空気よりもう少し落ち着いた感じで大きな混乱もなく、それでも周りを笑顔にさせたところ、さすが王族の血を感じますね。スタッフがうちの店の前の王子を撮ってくれました。ナ、ナイスフォト!!でかした!
そうだった。来年は市場の150周年記念。
もしかしたら来年はいろんな著名人がお祝いの為に来るかもしれません。今日は日頃の労働にご褒美を貰った気分になりました。
こんな土曜日、素敵すぎる。
いい週末を迎えられそう。
良い日曜日を♪
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中央市場に来たい人は、