みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。えー、祝日です。
イタリアはよって連休なんですね。下馬評通り昨日の午後から移動してきたイタリア人観光客が圧倒的に多い。ナポリなど南から来た人たちは、
『寒い、フィレンツェ寒い!』
と嘆いていました。別にフィレンツェ人が冷たい対応って訳ではなく、本当に昨日と同じく冷え込んだ1日でした。
私が市場に来たときは2度、数時間経っても3度、日中4度って全然変わらないじゃねーか。1度や2度、気温が上がったって何も変わらないし寒い。
仕方ないのでエアコンつけましたよ。底冷えマックスの1日でした。
復習すると、先日発送したリゾットが日本の植物検疫に引っかかってゴタゴタやっている話。現在までの進捗具合をお伝えします。
UPSから連絡があり、何度かやりとりをしています。
知ってた?
なんと今年の8月に植物検疫法が改正されたんですって!ヒョエー

従来の生植物や青果類に加えて、穀物の検疫証明書の添付が義務付けられているんだと。
えー、マジで?
知らなかった。多分周知されていないんじゃないかと思うんです。これ、知っている人どのくらいいるのかしら…
リンク先を貼っておきました。これをご覧いただければ皆さんも多分お分かりになると思います。私は読みましたが、まだわかっちゃいないんですけどね。残念な私の脳みそ…
で、このようにUPSの担当者さんは私に説明してくれました。
お米、豆類、とうもろこしなどの穀物についても検疫証明書がないと輸入禁止品となってしまいます。
弊社においては検疫品は受託しないのがワ-ルドワイドにおいてのルールとなっております。
しかしながら世界中から禁を破られ送付されてしまっているのが実情でございます。
(発送先様)には弊社ルールを説明してご理解いただき、現地イタリアUPSに向けて検疫品を抜いて
再送を指示しております。
今後においてご出荷される際には輸出時に検疫証明書を取得していただき、弊社以外の輸送手段にて
日本へご送付していただけますと幸いでございます。
おー、なるほどね。
昨日私が散々農林省の植物検疫所のHPを覗いたのにこの欄は見つけられていませんでした。
でね、なんかわかりやすく書いてあるようで実は今でも混乱してるんですよ。日本語で書かれているのにどうもスッと入っていかない書き方ってお役所らしいな。簡単にこれとこれとこれはダメって書いてあればいいんだろうに。要するに禁止範囲が広すぎるんですよ。動物検疫みたいに『肉ってあるものは全部ダメ』みたいな感じでやりゃ私みたいなのにも簡単に理解できる。でも、植物ってすごく複雑なんだとよーくわかりました。
うちの店で扱う分についてはこのようなことが今後無いよう購入時にストップしたいと思っています。いくつかのグレーなアイテムを選び出し、さらに確認をしようとしたところUPSからは『弊社は通常検疫業務をしていないから詳細については乏しい』と匙を投げられてしまいました。万事休す!
さらに、
個人様の菓子、ソース、ナッツ類。香辛料の粉砕、粉末は問題ないと認識しております。
しかしながら食品届という別の法律下の制限がございますので個人様でのやり取りは問題ございませんが、
商流ベ-スになりますと重量過多は食品届に抵触する恐れがございます。
と、なんか歯痒いご意見を頂戴しました。無理難題を私がぶつけてもちゃんと返信いただいたのは、とても有り難く思いましたが。
それでも何とかハッキリさせたいので、今度は質問を植物検疫所へぶつけてみました。
返答は週明けになると思いますが、わかったらまた皆さんにもお裾分けして共有したいと思っています。
海外旅行者はいろんな食材を日本に持って帰りたいと思っていることでしょう。また海外在住者も日本へ持っていく場合には非常に重要なことです。
これに関して規制がどんどん厳しくなりそうな予感がするのは私だけかしら。島国ニッポン、オーストラリア、ハワイに近づいてる?
++++++++++++++++++++++
中央市場に来たい人は、