みなさん、こんばんは。
オーナーシェフとしてパンちゃんが頑張ってきたタイ料理屋さん、その名も『Thai』。年末でパンちゃんがこの店を去ると言うことで、先月に行ってきました。
パンちゃんはこれからやることがあるみたい。お店がしっかり運営できるようにレシピを置いていくそうです。そう言うところも人間性が出ていて素晴らしいですね。そんな最後のお食事をご紹介しますね。
お店ができたのは7年前で、そもそもはパンちゃんは一時期中央市場で働いていたんです。そんなところから知り合いました。
そのうちお店を開くって言うことで、料理が得意なパンちゃんらしい決断だったと思います。
昔のイタリアといえばあまり海外料理が食べられることが少なくって、私の経験上ですがフィレンツェだと中華くらいがまぁ関の山ってくらいのレベルだったんです。だって20年前は韓国料理もローマまで食べに行ったくらいで。あー、日本料理はありましたね。でも敷居が高いってか高級料理の枠に入るくらいだったんじゃないかな。自分の金で食べれないよって思っていましたから。そのうち中国人が日本料理店みたいのを始めて、食べ放題とか始めてから日本料理の知名度が上がったり、お寿司の文化も認知されたり、それに伴い日本食材も中国人商店で手に入る物が増えていきました。
それからだいぶ経ってパンちゃんがThaiをオープンしたのは勇気と努力の証だったんだな。
私はタイ料理が好きだったからタイも毎年行っていた時期があるし、本場と比べてもそこまで遠くはない味。でも多少のアレンジは感じます。もっとパクチーが効いていたりスパイスも若干抑えられていると思う。ただ外国でその味を流行らせるってことはその辺のさじ加減って必要ですよ。日本でだって中華料理、めちゃくちゃアレンジしてるじゃないですか。八角とかあまり使わないようにしてますよね。
美味しいって感覚はその国の食文化と連動していて、本場の味で勝負したいと思う人もいれば、それがイコール商売にはならない。
ま、ファストフード店は世界共通がルールになってるからそうとも言えないんだけど。そういやそのファストフード店がまたフィレンツェに入ってくるらしい。
既にイタリアではミラノに5店舗、ローマに1店舗あるFive Guys。アメリカ発のハンバーガーショップ。日本にはまだ入ってないらしいんだけど、世界には1,700店舗もあるんだって。それがフィレンツェにもやってくることが決まった。フィレンツェ市内でなく郊外のGilliってショッピングモールがあってそこに入るらしい。デカくてお高いハンバーガー。私にゃ無理だ。
アメリカってすごいな。こういう戦略めちゃくちゃ得意。
しれーっとスタバもフィレンツェに入ってきて、普通に目抜き通りに2店舗目もできちゃっている。クリスマスプレゼントにちょっと顔出してみたけど、グッズが高すぎて少し引いた。まぁ観光客ならどんどん買っちゃいそう、フィレンツェ限定品とか凄く置いてあったから。
海外旅行の度にタンブラー買っている人っていますもんね。あれ、一つで十分だよ。そんないらん。
ま、話はズレましたが、パンちゃんお疲れ様です。
今度はどんなアクションをするのか心待ちにしています。守りに入っている私の人生と攻めに立つパンちゃんの対照的なのが面白い。いつ行っても満席の大繁盛で続けた功績は何よりも彼女の努力の賜物ですね。応援してるよ。