みなさん、こんばんは。
ある寒い日に友人とご飯食べに行ったんですよ。
この店、雰囲気が古めかしいのがとても好きなんですが、いくつか残念な点があったりもする。
とにかくね、テーブルとテーブル、席と席が狭いんですよ。たまにそのゴチャゴチャした感が庶民的でいいって時もありますけど、
『よし、今日は喰うぞー!』
って時のテーブルの狭さはたまにイラっとする時ありません?
てか、イタリアってひとつに対するテーブルの広さがあんま大きいところがよっぽどのお店じゃないとないような気がするんです。よくよく考えたら前菜→プリモ→セコンド→ドルチェ&カッフェてな流れが一般的ですよね。その度に皿を取って新しいお料理が運ばれるんだから、一つの椅子に対して皿一枚+グラス分くらいの広さがありゃ構わんってことなのでしょう。
あとは、メニューよ。
外国人の書くアルファベットに慣れている人ならともかく、普通に読みにくいんですよ。なんだろう、観光での食事って旅の中でそこそこの楽しみじゃないですか。それが手書きのメニューだとストレスフル&詰みますよ。まずこの難関を乗り越えないと食べれないんだ、って圧が店からかかるっちゅーか、腹減っていて頭回らないのにこれ解読すんのかってありませんか。
ここの店はいつも手書き、一応大きい文字で上の段にイタリア語、下の段に括弧書きで少し小さく英語で書かれています。
私も初めてこっちに住み始めた時は少し戸惑いました。読めないんだから。日本人だと下手なら下手なりに相手に読めるように書こうと努力しますけど、海外は多くがそんなに優しくなかったりもします。今は読めるっていうより文面から想像すればここには食べ物しか載ってないんだから、全く問題はないですけどね。印字されたイタリア語や英語でもハードル高いというならこの店は向いてないかな。ただ現在は文明の力、Google翻訳さんがいらっしゃいますから、それに助けてもらったら一発で大丈夫ですね。
今回はGoogle翻訳さんはまず置いといて、人によって書かれた文字ですよ。今でこそ綺麗な文字を書くなって思うイタリア人の文字でさえ最初は苦労したのを覚えています。もっというと文字だけでなく、数字さえも日本で育っていたらまず見た事ない1とか4とか7とか9とか(全部か!)出てくるもんな。慣れたらそれほどでもないですが、最初は数字さえも読めない私ってクズとか落ち込む訳ですよ。
これは経験と時間が解決してくれます。
ではこれをご覧ください。
私たちが頼んだものは数字が振ってあるところです。下記にお料理の画像とともに正解を載せときました。
一応大文字で書いてあり読めるようにの努力は認めるよ。認めるけど少々難解なんだな。
①ZUPPA DI CIPOLLE
(TUSCAN ONIONS SOUP)
②PACCHERI TOTANI E GAMBERI
(PACCHERI WITH SQUID AND PRAWNS)
③LINGUINE ACCIUGHE, CILIEGINO E PAN GRATTATO
(LINGUINE WITH ANCHOVIES, CHERRY TOMATO, GRATED BREAD)
改めてメニュー読んだけど、読みにくい。しかし、このように活字にして比べるとそんなに読めないこともないと仰られる方もいるかもしれません。
むしろ、直接店員さんに聞いたほうがわかるかもしれないレベル。
この日、友人が調子が悪いのに無理に付き合ってくれてセコンドまで進めませんでした。お店の人が味に何か問題が無かったのか心配されてテーブルまで訊きに来ましたが、お食事は美味しいんですよ。ボリュームもあって、今はやりの皿のど真ん中でクルクルと巻いたパスタがちょこんと小山になって出てくるのと違う、デーンと乗せて『ほれ、食えや!』という昔スタイルのお料理登場です。
雰囲気もお料理も素晴らしいですが、先ほど申し上げた通り席の狭さとメニューの解読が大丈夫な人は是非トライしてみてください。Google翻訳さんをお守りに。