みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。
今日、寒い!10度以下ですよ、日中も気温があんま上がらない。早く暖かくならないかなー。
それでも日本人観光客は増えたと思うんです。
私、今日もガイドに行って市場に帰ってきました。
昔って本当に海外ツアーが安かったなってふと思い出しました。
例えばね、本当に古いんですけど30年前に初めてイタリアに行った時って多分10〜15万円くらいで格安ツアーがありました。私みたいな普通の会社員でも年に何度も海外旅行が可能だったんです。タイとか台湾や韓国などの近場でも4、5万円のものもありました。それからフリーでホテルや航空券を買える状況、例えばインターネットの発達で個人旅行がかなりお安くできるようになって、飛行機もホテルも自力で取って、もっと便利にお安くできるようになったものです。
それが戦争だ円安だガソリン高騰だでなんだかんだの物価高。そりゃ時代が変わったって言ったらそうですが、値上がりしましたよねー。
でね、添乗員さんとお話ししていて、イタリアのツアーってどうやって安くしようとしてるのかお話しました。
ウフィツィ美術館も値上がりしたし、こっちのタリフも値上がりしたから当然ツアー料金に帰ってきますよね。ホテルの滞在税も微妙に値上がりしています。添乗員さん曰く、レストランの食事をフリープラン(各自勝手に食ってくれ)にしたりしてなんとか旅行代金を抑えるようになってきたみたい。私がガイドした団体さんはこの後チヴィタ・ディ・バーニョレージョに行くと仰っていました。
チヴィタは死にゆく街として私も好きな観光地です。ねー、美しいでしょ。環境が揃えばこんな雲海も出現する素敵な場所です。個人で行くのはちょっと面倒な位置にあります。場所で言うとオルヴィエートと抱き合わせで訪れる場所でローマとフィレンツェの間にあります。ここの街を訪れるには約300mの歩道を通ります。昔は無料でした。それが通行料1ユーロ、1,50ユーロと値上がりし、現在は
『5ユーロです』
えー!そんなに値上がりしちゃったんだ。
そしたらイタリアツアーも高騰しますよね。たかが数ユーロって言っても全ての場所で値上がりしちゃったら結果ツアーもこうなっちゃうよな。
少しずつ経費を減らしつつ、なんとかお求めやすいツアー料金を実現させようとしている旅行会社。もう企業努力だな。
それに感服すると同時に、恐らくイタリア側はあんまりダンピングに応じないだろうから、厳しい時代になっているのかもしれないし、添乗員さんのお給料とか上がってないんじゃないかって心配になりましたよ。なんとも悩ましい問題で、安く旅行したい人たちとそこに割を食っている人が存在するのかと考えてしまいました。