みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。わーい、土曜日だ!
暑い!26度くらいまで気温が上がったんじゃないかしら。私は朝からノースリーブでしたよ。
来週は曇り空が続きそうですが雨はあまり降る感じがしません。この晴天は明日までです。
今日はね、市場でちょっとしたイベントがありました。中央市場は今年150周年を迎えました。1874年にできたんですよ、ここ。
その当時の衣装を着た人たちが踊る踊る。
へー、150年前ってこんな感じだったんですね。
その後彼らがぷらぷら市場を散歩してました。
うちのお店の前で写真を撮らせていただきました。ありがとうございます!
さて。
今日は時系列でお話しするんじゃないんです。ここから12時間前に終了したお仕事についてです。
ここに行っていたんです。昨夜のことですが、サンタ・マリア・ヌオーヴァ病院です。
え、どっか悪いのと思った方、ご安心ください。わたしゃピンピンしております。先ほどもお話しした通りお仕事なんです。これは医療通訳ってものがあって、観光客の方が調子が悪くなり、病院にお世話になる際、言葉の壁を無くすためにそんなお仕事が存在します。観光客といえどもみんながみんなイタリア語や英語を話せるわけではなく、また持病や常時服用しているお薬など知らないとお医者様も対応できません。細かい症状などを知るためにこんなことをする人が必要です。いざ旅行に来ても、日常の環境や食生活などと違った場合に体調を崩す人もいらっしゃるのです。
よって救急病院であり、観光客だけでなく市民の味方であるここに夜分お邪魔しました。
大抵調子が悪くなるのは深夜とかが多いんですよね。昔は私も夜中に連絡があり、慌ててベッドから飛び起きてタクシーで駆けつけるなんてこともありました。誰かがやらなきゃいけないものですので、身が軽い私のような者は頼みやすいのかもしれません。こういう時はよっぽどのことがない限り依頼を受けるようにしています。ご家族がいる方や子供を抱えた方には難しい依頼となりますからね。
ただし救急病院は来院順ではなく、程度が問題となります。事態が逼迫している人には優先して対応されています。
『今日も混んでるよ』
受付の人はそう仰いましたが、大きく急ぎではない私の依頼人は程なく問診を受けることができ、採血と採尿も順調に進めました。そこから検査の結果が出るまでかなり待ちましたけど事前に3時くらいまではかかるとお伝えしていたので依頼人も覚悟していたようです。
ホテルでお会いしたのは22時、さてどのくらい時間がかかることか…
その後点滴を済ませて、随分待ちました。
その後お医者様との会話で抗生物質の処方箋をいただくことができました。今後のイタリア滞在の注意点や食事のアドバイスなども頂き2時半には病院を後にすることができました。そこでみなさんが気になるのはお値段ですよね。
もう一度確認すると、今回行われたのは採血と採尿による検査、2本の点滴とお医者様が書かれた診断書と処方箋。こんなもんです。
これ、350ユーロほど病院に払うんです。これにつけて旅行中に調子が悪くなるだろう可能性がある方は、お薬は本国から持って来られたほうがいいとわかりますね。旅行保険に入っているとしてもどこまで補填されるのかはその内容によっても違う者です。支払いはクレジットカードも可能ですが、今回は機械が全て弾いてしまい何枚もあるクレジットカードの意味がありませんでした。たまたま現金の持ち合わせがあったのでよかったものの、それがない場合時は10日以内に銀行か郵便局からの支払いができます。もちろんその際はクレジットカードは使えますが、その分の観光時間が減るのと多少のストレスは残ります。
ホテルに依頼人を送り届けて私はフィレンツェ中央駅の薬局に向かいます。
時間は3時近くになっています。当然駅は閉鎖されていて薬局も閉まっていますが、この薬局は24時間営業です。ではどうやって処方箋の抗生物質を手に入れるのかというと、
薬局は駅の角っこにあって、もう一つの側には緊急のブザーがついているんです。画面の左側に当たります。
21時から9時まではここが窓口になります。逆に言うとそれ以外は通常の入口から薬の購入が可能です。
ブザーを押して処方箋を箱に入れて薬をもらいます。支払いは現金かクレジットカードが選べます。対面でのやり取りではなく、マイクを通してのものになります。再びホテルに戻りお薬を手渡して私はホテルを後にしました。
この時点で3時。流石に私も疲れました。
家に帰ってレポートまとめて送信。家に帰ったからってすぐに眠れるはずもなく眠りにつくのはもっと後です。
私が市場を開ける日じゃなくって本当によかった。少し眠ることができました。目覚ましで起きてウフィツィ美術館へ。なんか頭がぼーっとしてるけど、いかんいかん。今朝までのはここに来られるお客様とは全然関係ない話だし。しっかりやらんといけません。
これをなんとか終えて、私は市場に戻ったのです。それが最初の記事に戻ってやっと時系列です。
旅行に来られる方は様々なトラブルや体調の問題が発生するのはわかりますが、病院に行くのはそれなりに待たされますし、簡単なものではないこともあります。さらに金額も相応のものが必要です。快適な旅をするためにも、ご自分の身体についてどのような可能性があるかを知っておくと出費も抑えられますし、旅行も有意義なものになると思います。先ほどの金額だけでなく私を雇うお金も非常に高額です。どうかその辺もご留意いただき、楽しい旅を送られますように。
では良い日曜日を♪
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中央市場に来たい人は、