みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。どうもこのくだり、お久しぶりです。
オルチャ渓谷の1日を1週間に渡ってご紹介していたため、すっかりご無沙汰しておりました。私はというと、貧乏暇なし、寝ても醒めても働いている気がします。でもお店の皆さんのおかげでなんとか両立中。これね、どっちが本業かって私もわからないんですよ。市場も大切だしガイドも大事。本当は50%50%くらいの割合が適当なんでしょうけど、今月は100%100%ぐらいでもう飽和状態よ。市場が終わっても市場の前にもお仕事。これはちゃんとやらないとぶっ倒れちゃいますよね。もういい加減歳なんだから働き過ぎはやめときたいところです。今月乗り切れば来月は少し落ち着けそうです。あと10日の辛抱。
天気はですね、雨が降ったり止んだり。天気のいい日もそれなりにありました。今週来週は雨か曇り空が続きます。時折晴れるみたいですけど、傘が手放せない日々です。
お店を閉めようとしてた頃に1人の女性が入店されました。
やったら元気で東南アジアの方かと思いきや日本からの日本人でした。とにかくよく喋る。1人旅行らしく各地を4日ずつ滞在し2週間イタリアで過ごすそうです。久しぶりに日本語で話せたのがよっぽど嬉しかったようで、時折何を言っているのかわからない。まず落ち着いて〜!
で、簡単に説明するとバスのチケットを買ったのに刻印しなかったため罰金40ユーロを取られたと。そりゃそうです。チケットがあっても刻印しないと何度も使えちゃうでしょうよ。その時に注意されて刻印したとしても、毎回知らないふりして刻印してなければ一枚のチケットを使い回せるってこともできるんです。やっぱり許されないのです。こんだけお喋りでフレンドリーなんだからバスに乗った時点で誰か捕まえて教えて貰えばこんなことにはならなかっただろうに。
『でも一都市に4日もいると飽きちゃうねー』
あら、飽きちゃったんですか。それはそれは…
私はお店を閉めたいけど、彼女はもっと話したいみたい。一緒に写真撮ろうだグイグイ来るんです。
こんな人いらっしゃるんですね。珍しいタイプです。
『えっとね、今日タダ飯食べたんですよ。もう美味しくって♪』
は?
なんですか、それ?
見て見てー、って画像を見せてくれました。これなんの集まりなんだろうねって訊いて来るんです。
見たら驚いた。イスラエル対ガザのゴタゴタの中、親パレスチナの団体でした。そこが集会をしていて、ご飯をいただいたのだそうです。
どこをどうやったらそんな流れになるのか全く理解できませんが、とにかく美味しいご飯だったようでウキウキの彼女。
いやね、別に誰が何をしてもいいんですよ。でもね、なんの集まりかわからないところに顔を出してご飯貰ってってちょいと軽率すぎやしませんか?政治的なもの、宗教的なもの、人種差別や男女平等などいろんなデモがあったりしますが、せめてその目的を分かった上で参加された方がよろしいと思うんです。そうでないとその団体に賛成している枠での参加とみなされますから。こう言う時は活動に対しての寄付も募りますので、いくら包んだのかは聞きませんでしたが少し払ったそうです。
フレンドリーは長所の一つです。しかしこの件で裏を返せばあまりに破天荒すぎます。おっかないなって。
少しだけご注意させていただいて、一応海外ですからって言いました。
だいぶ前の話を思い出しました。記事にしたことがあったかどうかは覚えていませんのでここで改めてお話しさせていただきます。
ある日本人女性がフィレンツェに日本から旅行で来ていて、街角の絵描きの男性に声をかけられてご飯を一緒に食べようと誘われました。
『どうしたらいいですか?』
ってざっくりした質問をされました。それは1人の大人なら自分で判断すればいいんです。私が決められるアドバイスはまずありません。しかし何が安全でどう危険が潜んでいるかが判断できないタイプなら、やめといた方がいいに決まってる。
何もなければ杞憂で終わります。でも何かあったら大変です。
イタリアが安全なんて思っちゃいません。見た目でいい人か悪い人かなんてわからないのです。
私が危惧するのは日本人のイメージは海外でとてもいいです。しかしそれに漬け込む悪い輩は必ずいます。
その日本人のいいイメージは私たちの先人が培ってきたもので、私や日本人観光客ができることはそのイメージを悪くすることは避けたいのです。いいイメージを継続させるのと、悪人が『日本人は簡単に騙せる』というレッテルを貼られないようにするのは同時進行で行わなければいけません。
フレンドリーも結構。でもどうか自分の身は自分でしっかり守っていただきたい。
ってお話でしたー!
おー、今日は15分で書き上げたぜ!!
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