みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。
天気はいいものの風が強い1日ですね。遠くに雨雲が見えたのですが、風が雨雲に向かって吹いていたので結局雨は降りませんでした。
まぁ忙しい1日でしたよ。さすが観光地ですね。私は朝から来店された女の子がタトゥーをしていたんですけど、今更なんとも思っちゃいません。そんなので驚きゃしませんが、その子、顎にだけ刺青入れてたんですよ。変わってるなー、珍しいなって思って。最初は髭がついているのかと思ったよ。腕や脚なら隠すことも可能だけど、顔に入れたらどうにもなんないじゃん。しかも顔でも顎ですよ。いろんな人が世の中いるものです。
この前の話になるのですが、団体グループのトランスファーをしました。
駅からホテルに連れてっただけなんですけど、その時添乗員さんと盛り上がって次の日に夕ご飯食べることになってたんです。この日の夕食はフリーで私も楽しみにしていたのですが、約束の時間のちょいと前にその添乗員さんから連絡があって、
『〇〇さんが一緒に夕食を取りたいとおっしゃってるんですが、いいですか?』
ほほう、添乗員さんって移動の電車や飛行機などではちょっとお客さんグループとの席を離れて座ったり、プライベートは分ける人が多いんです。しかしこの添乗員さんは全然気になさらないタイプのようで、私と似てるなって思いました。私も全然気にしないで一緒に食べること多いですから。
『勿論いいですよ。一緒にご飯食べましょう』
って即答して、その1人参加の方と3人でホテルから私がよく行く中華料理屋さんへ。このお客さん、トランスファーの際にホテルで色々私に質問してきた方で、とても観光に関して熱心で学者っぽいイメージがありました。なかなか年配の男性なんですが、食事中にお医者さんで大学の先生もしているという方でした。食事中は含蓄のある言葉がスラスラ出てくるので聞いてて面白い。その中で、
『刀を作るとき、鉄を打ちますよね。何度も何度も撃つことでキレのいい丈夫な刀が出来上がる。人もそう』
とか。いろんなトラブルやハプニングが仕事で起きても、それが芸の肥やしになると言いたいみたい。私もそれは同感です。順風満帆も悪くないけど、何か起きたりすると対応できない。だからこそいろんなイレギュラーを経験している人の方が柔軟に対応できると思う。
少食3人の夕食です。みんなでシェアしながらワイワイ話をしていた。せっかくお医者さんが目の前にいるんです。このチャンスは逃したくないので色々訊いちゃいました♪よくある飛行機とか電車の中のドラマでよく見る、
『どなたかお医者様はいらっしゃいますか?』
的なものに出くわすことはあるのか、あったらどうされてらっしゃるのかとか。これはよくあるそうです。ただ緊急の時はお手伝いしますが、基本旅行中は旅行を楽しむために来ているので医者という肩書きは内緒にしているらしい。へー
あとは薬のこととか。私が自然治癒力を信じているため、薬は本当に最小限しか服用しないことを伝えると、
『これでいいんです。病は気からってのは本当です』
って教えてくれました。よっしゃー!
あとは家族の手術は自分がやるのか、自分の健康に関する診断は自分でできるのか、とか。家族の手術はよっぽど難しいもの以外はできるって、でも自分のことに関しては、
『今は信頼できる医者をもう決めています』
って、へーなるほどね。もう唾をつけている先生がいるんだって。この方九州の人なんですが、
『埼玉県にそんな優秀な先生をご存知でしたらどうか連絡ください!』
って無茶振りしときました。埼玉に住む母のためにです。苦笑いしてましたが、本当に感じの良い方です。
そんな頼もしいお医者さんですが、添乗員さんがメニューでカエルを見つけたんですよ。
『いやいや、私はちょっと遠慮します』
ってそのお医者さんが答える。どうやらイメージから来る食わず嫌いのようです。カエルは美味しいんです。一回の人生、それは勿体無い。私も素敵なお話を色々伺って恩返しをするつもりで背中を押してみました。
『〇〇さん、たまにはチャレンジしましょう。死んだら食べられないし、そんな経験もできませんよ。旅の思い出が増えて土産話もより愉快になりますから♪』
渋々OKが出た。
で、お肉料理を二つ頼んで、私の好きな牛肉の鉄板焼きとカエルちゃんを頼んで、頂いてもらった。
最初に牛肉が出てきて食べた先生、
『これ、カエルじゃないでしょ』
医者も肉を切る仕事だからよくご存知だ。けー、つまんねーと思いましたが、頼んだのは2つなので要するに次に出てくるのは確実にアイツです。先生墓穴掘ったな。この先生も添乗員さんも食べたことないって言ってたから、イタリアに行ってカエルちゃん食べるのもオツでしょ。
…オツでもないか。ま、いっか。
で、わかりやすくアイツが出てきた。
私がまず食べてみる。うん、美味しい。おいスィ〜
でね、先生恐る恐る食べる。添乗員さんも食べる。
『美味しいね』
『悪くないね』
あら、良かった。社交辞令じゃないのが後でわかりました。
先生が一番このお料理を食べました。最初は一個だけでいいって言ってたのに、何度も手が伸びるのはお世辞じゃないよね。ここは、
駅前の中華料理屋さんです。
後で添乗員さんから連絡があって、
『あんなに笑っている〇〇さん、初めて見ました』
って仰って頂いて私も嬉しかったです。素敵な出会いに感謝です。
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