みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。はぁ、疲れたよー。
市場地上階はそもそも15時閉店です。入口はその時に閉めてしまい、市場のスタッフが中にいるお客さんを出して、中に入ろうとする人を止めるってことをしております。15時以降も中にいるお客さんはズルズル買い物をするため、私たちも当然残業決定になるわけで、大抵は15時半にお店を閉めるのが最近の流れとなっています。15時半にようやくお客さんが切れたのでステファノも店を後にして私はお店を閉める準備を始めていました。するとおっちゃんが入店してきて『僕のこと覚えてる?』って言ってきました。
『覚えてますよ、ラ・トッレさんでしょ?』
おっちゃんニッコリした。覚えてるも何も昨日来たじゃないか。昨日も閉店間際だった、ワインの前で写真を撮る人がいたから話を聞くと、このおっちゃんLa Torreってワイナリーの名前を指差して『僕の苗字』って教えてくれたんです。こういう流れ時々あるんです。昔Donna Olgaってワイナリーのワインを扱っていたのですが、ロシア系の人が『私の名前オルガっていうの』って嬉しそうに同じ名前のワインを買っていったりね。ラ・トッレさんはブラジル人だけどこの苗字はスペイン系なんだそうです。わざわざIDカードまで見せてくれて証明してくれた。
そのラ・トッレさんが昨日と同じく奥さんとやって来て、ラ・トッレ印のワインを始めめちゃくちゃ買い物してくんですよ。止まらない止まらない。私も驚きましたが、さすがに店は閉められす結局16時までやりましたよ。同じ苗字のワイナリーがあることが相当嬉しかったんだろうな。しかしブラジル人っちゃどうしてこんなにワインを買っていくかというと、ブラジルでのイタリアワイン、めちゃくちゃ高いんですよ。だから個人的にはブラジル人が来店されると有難いですね。ラ・トッレさん夫婦、市場閉店後に外に出る人をかき分けて市場に入って来たらしい。普通は止められるのにどんな魔法使ったのかな?
さて。
この前ね、自宅でアペっぽい食事をしました。ガイド仲間の大先輩であるミカさんがご近所で、しかも彼女お料理めちゃくちゃ上手なんです。そりゃプロ級ですよ、お料理ツアーやお料理教室みたいのもやってるしケータリングもしてる。もう10年以上前なんですが、私がよく行ってたバール、もう今はないんだけどそこでお寿司のイベントをしたときに誰かいないかって言われて、私からミカさんにお願いしたことがありました。それをブログで記事にしたこともあります。その時私はちらし寿司の刻みのりを担当しましたが、海苔を切るのに方向があるってことを教えてもらって初めて知りました。何も知らないアラフォーの恥ずい経験ね。
今月はちょっと時間があるからご飯食べよーってことでおうちに来てもらったんです。色々作ってくねーって優しい!もう期待しかありませんでした。
で、持って来てくれたのがコレ。
凄くないですか?ここイタリアなのに和が溢れている。大皿料理みたいのではなく、小さなポーションであれこれと。これ、大変だったんじゃないかな?私自体は料理はできるだけしたくなく、生きるために作ってるくらいのテンションで料理はします。外食ばかりだと偏るし、お金もかかるからね。何が恵まれてるって私の周りには料理が好きな人がやたら多い。そんな料理好きの友人にお呼ばれすることもあるし、そうすると美味しい料理にありつける。こればっかりは幸せだと思うんです。
『盛り付けてくよー』
あら、盛り付けもしてくれるんだ。お弁当形式で食べるのかと思ったよ。
素敵なプレートが出来上がりました。
これがさ、何を食べてもとっても美味しいんですよ。ゆっくりお話しするのは久しぶりだったので、お互いよく喋る。私は少食なのでこういう形のお食事が本当に合っていて、色々食べられたので大満足でした。よってパーっと完食してしまいました。
『あれー、足りないね。もう少し家から持ってくるよ』
ってわざわざ家に戻ってくださって、
チャーシューをいただきました。
米くらい炊けばよかったなって私思いましたよ。いやー、楽しかった。おかげさまでリフレッシュできましたよ。
ガイドさんってハイシーズン中は忙しいから実はあまりこういう機会は少ないんです。外食とかアペとかはすることありますけどね。でも食事作ってのお食事会とかナイナイ。だから貴重な1日でした。ミカさんあざーす。ご馳走様でした、めっちゃ旨かったっす。
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