みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。わーい、土曜日だ!
今週は疲れたな。店の商品の移動とかもうお話しさせて頂いておりましたが、これに関しては店の全員がクタクタだったと思います。私は『こんなことは最初で最後だ』と言い聞かせて乗り切った気がします。多分お店が一番太っているのが現在で間違いないです。時々思い出しますが、お店を開店させた時の品揃えの無さが懐かしく感じるのです。お店を購入してそれだけでお金が無くなっちゃって、商品を仕入れるまでの余力があの時はありませんでした。想像できると思いますが、奥までびっしり商品を並べるのではなく、手前数列を長ーく広げて遠目に見たらそれなりの格好を保っていましたが、いざ入店するとスカスカがバレるってやつ。そんなガリガリの店をここまで太らせる力がついたのは変な話感無量でしかありません。バルバラにその思い出話を共有できるかと思いきやバルバラは全然覚えていないとのこと。トホホ、もう誰も開店時のことを共有できる人がいないのか。残念ですが、これも現実なのよね。
さて。
最近ちょっと考えていたことがありました。
時々ですが、私もスーパーに行きます。日用品とかは適当に近所の小さなスーパーで、それでも品揃えがあるものですから私には十分なお店です。以前は駅前のおっきなスーパーにも行ったりしましたけど、あまりの混雑に初老の私としては足が向かわず、久しく行っておりません。で、本当にたまになんですが、上記のような紙がレシートの下についてきます。これは5ユーロのクーポン券です。次のお買い物時に割引になるもので、その場では喜んだものの、よく読むと40ユーロ以上のお買い上げでって条件がついています。
『以前なら25ユーロ以上で5ユーロ割引だったのに…』
ところで私は一人暮らしです。一度に買い物したって10〜20ユーロくらいなもんです。25ユーロだったらそれなりに数字は上げられるけど40ユーロはできるだろうか?冷凍食品とか缶詰とかも足せばなんとかなるといいんだけど。
このクーポンの期限は明日、つまり6月9日までです。いらんものを買うくらいなら、このクーポンは無視したほうがいいとも考えました。でも5ユーロって大きいじゃないですか。さて今家に必要なもので無理しないでお買い物できるかをずーっとあれこれ作戦を立てて、気付いたものはメモに書いてみました。そして今朝腹を括って買い物を決行することにしました。玄関に大きな買い物袋を二つ、市場が終わって家に帰ったらスーパーに行ってみよう。
土曜のスーパーもそれなりに混んでいますが、この店は中国人オーナーがやっています。よって、レジは忙しいとすぐ放送をかけて応援がくる非常に日本的なお店なんで、買い物に対するストレスが少ないんです。買い物メモは書いた時点で頭に記憶されるので見る必要はありません。むしろギリギリでこのクーポンを使うべく恥ずかしい話ですが電卓叩きながら買い物したんです。こんなの初めてだよ。倹約家というより、ケチのレベルですね。
で、私としては期間限定で値下げされているものとかを組み合わせて40ユーロを超えたんです。よし、これで大丈夫だ。
ところがレジでの支払いの合計は45,18ユーロでした。ん、おかしいじゃんって思いつつも別にそこまで大差はなかったので5ユーロのクーポンで40,18ユーロを払ってヒーヒー言いながら家まで帰りました。好奇心で何が間違っていたのかレシートを見直すと、キッチンタオルが安売りになっているはずが定価のままで打ち出されていてその差額でした。今更レシート持って店に戻る気は起こらず、おそらく来週にでも立ち寄って返金してもらうつもりもありません。私は変なところっでそういうのはどうでもいいんですよ。おかしいんですけど。
まだ私がフィレンツェ1年目の頃、友人がとてもその辺のことに厳しくて、よくスーパーに文句を言いに行っていました。道義としては彼女が私よりも正解なんです。だってスーパーの間違いですから。私も今までそんなこと沢山ありましたよ。でも、『ま、いっか』ってなっちゃうんです。なんだろうな、性格としか言いようがない。結果論少しは得したんだから、どうでも良くなっちゃったんですよ。
これで当分スーパーで買い物しなくて大丈夫そう。今月はもういいかな。
そんな土曜の夕方でしたー。
では良い日曜日を♪
++++++++++++++++++++++
中央市場に来たい人は、