みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。今日は曇り〜、33度。明日は35度まで気温が上がりそうです。金曜日から少しずつ最高気温が下がり、月曜日の最高気温は24度の予報。さぞ過ごしやすくなるだろうなって。去年の夏はどうだったなんて話したりしますが、先週のこともよく覚えていないのに去年のことなど答えられません。困ったもんだ。
現在、中央市場地上階は盗みを防止するために複数人のセキュリティーが営業中に警備しております。うちの店も年末年始にこれでもかと商品が盗まれました。観光シーズンに入り、人が増えたせいもあってこのような被害は少しずつ無くなっていきました。しかし最近また増えてきたのです。
一昨日の月曜日、私はガイドで市場に居ませんでしたがシニョーラにやられました。お婆ちゃんって言うのかな、ショッピングカートを引きずってうちの店に入り、オレンジのリキュールと店頭のクッキーを堂々と盗んでいきました。これは防犯カメラで後に確認したところです。
しかしすぐに気づいたので、お店のスタッフがお婆ちゃんを探して店を後にしました。
市場内でお婆ちゃんに追いつき、『おばあちゃん、うちのリキュール盗みましたね』って声がけしました。
するとお婆ちゃんはブチギレた。
『違う!ワシが盗んだのはこれじゃ!!』
とオリーブオイルかなんかのセットになっているものを見せつけてきたんですって。
このオリーブオイル、実はハゲマルコのチーズ屋の前の店で売られているもので、その様子を見ていたお店の人が、
『あー、うちの商品!』
って取り返しに来たそうです。どんな展開よ?
でね、そもそもうちでオレンジリキュールを盗んだのは画像でもわかっているので、さらに問い詰めたんです。
そしたら明らかに様子がおかしい。
お婆ちゃん、自分のスカートを捲ってパンツを見せてきたとか。要するに私はオムツをしていると。
で、食べていたレモンを投げつけてきたりどうも様子がおかしいんですって。お店のスタッフは必死にリキュールを取り返したかったようですが、大声で暴れるもんですから、ステファノから遂に撤退指令が入った。
確かに14,50ユーロのリキュール1本取り返すとかごときで何か店の人間に怪我などがあったら大変です。ちょっと痴呆も入っているのかもしれません、このお婆ちゃん。
先週の土曜日はワインを盗まれた。
ちょいちょい来る黒人の男らしい。用意がいいことに赤いビニール袋を持っている。店が混雑する時にそっとワインをその袋に入れて店の外に出たら、私たちもわからない状況です。これは策士だし、ずる賢い行為です。
警察に訴えたところで何もしてくれません。
セキュリティーの人は何の権利も持っていません。本当に歯痒い事態でして、私たちがせっせと売上げを作ってもそういう所に利益が消えていくのです。
悔しいですが、これが現実。
私たちももう一度身を引き締めて彼らに対応することになりそうです。
絶妙にそんなに高い商品を持っていかないやり口よ。なんですかね、良心の呵責からのものでしょうか。わからんね。
全く迷惑千万、腹立たしいお話ですが、今年は観光シーズン中も神経が擦り切れそうだ。
今日はとりあえず何も盗まれずに済みましたが、明日はわからん。
なんか仕事が増えた気分です。
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