みなさん、こんばんは。
ポルチェッリーノでーす。フィレンツェ中心街、新市場のロッジャに並んで置いてあるイノシシ像。
これはそもそもオリジナルがヘレニズム文化時代の大理石のレプリカを教皇ピウス4世がコジモ1世にあげたもので、その青銅でさらにコピーしたものがこの像となります。大理石のレプリカはウフィツィ美術館、第三の廊下奥にあるラオコーンのレプリカ(16世紀、バッチョ・バンディネッリ作)の向かって右に置いてあります。
ブロンズのこのコピーはピエトロ・タッカ作(17世紀前半)でして、これができた後に噴水に変えることを決めたのはメディチ家のフェルディナンド2世。1640年以降ここに鎮座しております。
鼻の部分がピカピカなのは幸運をもたらすとよくあるやつですね。また、コインをイノシシの下の上に乗せて、コインから手を離した際に下の排水溝に落ちると良いなんて言われています。実際はコインの重いのが排水溝の中に入るようになっているらしい。ちなみに収益は寄付に使われています。
暑いので、『アイスコーヒー飲みたいよね』となりまして、ここへ来た。
Ditta Artigianaleです。場所で言うとネーリ通りの1号店へ。位置で言うとウフィツィ美術館の出口から3分もかからない場所にあります。2014年からオープンしまして、現在数店舗フィレンツェにあります。ここ数年は1年に1店舗ペースで着実に勢力を広げております。
直近ではやはり中央市場の中にできた店でしょう。初めはカッフェで1.50ユーロ(立ち飲みで)って高いよねーって言われていましたが、このお店なら納得とだいぶ認知はされています。ネーリ通りってAntico Vinaioといい、世界的にウケのいいお店を出す登竜門的なところなのかな?それともゲン担ぎ的なゾーンでもある気がします。
アイスコーヒーをいただく。日本がアイスコーヒーの発祥らしいですね。明治時代のこととか。
イタリアでアイスコーヒーを飲むとやったら濃かったりもするのですが、これは全く違うもの。そして日本のアイスコーヒーとも違うことがはっきりわかります。渋みとか全く感じません。香りを楽しむようにって飲み物となっていて、私が選んだ大きいサイズでも5.50ユーロくらいだったと思います。
抽出はコールドブリューコーヒーです。低温抽出されたもので、お湯で抽出したドリップコーヒーとはまた違うんですね。
そんなに大きなお店ではないですが、私たち2時間くらいいたかな?
おしゃべりに夢中。レジ横に置いてあったパン類も美味しそうに見えましたよ。
しかもこれ。
グッズを作り始めたら、完璧なブランド化です。
本当にAntico Vinaioみたいな勢い。私としては1店舗とは言いませんよ。でもその街に行けば出会えるってお店をするってもう古いんですかね?
とにかくいろんな町でオープンする、で国を超えてあちこちで店を出すってのが流行りなのでしょう。
土曜日で楽しい1日ですが、明日はより楽しい日曜日!
良い日曜日を♪
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中央市場に来たい人は、