みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。わーい、土曜日だ!
何とか乗り切ったぜ、1週間。ステファノ暑くてダラダラしてるし、私もダラダラしちゃいたいけど2人でそれやってりゃ商売にならないので彼より少しだけ頑張ってみる。香港からのご家族、途中から急にエンジンがかかり始めて、このパターン私良く知ってます。買い物が止まらなくなるゾーンへ入られました。気になるものは全て聞いてきて、気に入りゃもう選んでレジに持ってっちゃう。暑いですよねーって話してたら、彼らは明日からドロミテでのバカンスだそうです。全く羨ましい限り。そんな感じで日本人のお客さんも来たのでそっちも接客してると、
『君、日本語話せるんだね』だって。
でたー、私はやっぱり日本人に見られないのか。
これは格好とか肌の色が典型的な日本人から程遠いからだと思います。私日本人ですよって答えたら驚かれた。
私は市場での仕事着は本当にどうでもいいもんを身につけているので、そりゃ日本人ってわからないと思うんです。日本人観光客からさえ、
『日本語お上手ですね』
なんて言われて少々恥ずかしい。いえいえ、私も日本人の端くれでございます。
さて。
朝から働き、下手すると深夜も働くワーカホリックのなぎさですが、何度もお伝えしている通り50歳でして、当たり前ですけどなんと半世紀生きております。
とてつもなく美容に鈍臭い女ですけど、本人全く困っておりません。よって肌のお手入れとかシミとかシワとかもちーっとも気にしてないのですが、少し面白いものが撮れたので紹介しましょう。
アリーチェが店に遊びに来た。勝手に私のスマホで自撮りしてる。
アリはステファノの従兄弟でして、秋から大学生になります。医学系に進むらしく勉強これから大変だろうけど、市場にある父親の店で時折働く。しかし、最近の暑さは尋常じゃなく、クーラーとシーリングファンがあるうちの店へ涼みに逃げてくるのです。私は彼女が小さい頃から知っている仲だけどすっかり大人っぽくなって時の流れの早さを感じます。
『あ、手がむくんでる』
そう呟いたアリの手を見て私の手を見せる。そこで私がアリに自分の手を見せた。
『これが働く50歳の手の甲だ!』
比べていよいよ驚いた。アリーチェは20歳くらいだったと思う。
やっぱりハリが違うってか、私の手おばあさん???
なんか私の手、ミイラみたい。大笑いしちゃった。
そしたらステファノが俺も俺もと手を持ってくる。
向かって左からステファノ(35歳)、アリーチェ(20歳)、なぎさ(50歳)。なぎさのくるぶしがめっちゃでている。これ、子供の頃から私の手の特徴です。どんな人よりくるぶしが出てるので画像にするとわかりやすいです。
ま、こうやって人は歳を重ねていくんだ。
恥ずかしいことあるもんか!これが働く人間の手だ。胸を張って載せようと思った。私のシミだってシワだって私が生きてきた証である。
私だって20歳の時はアリの手だったし、35歳の時はステファノの手だった。私がおばあちゃんみたいな手だと言った時に2人は、
『そんなことないよ』
と優しい言葉をくれました。馬鹿にもせず、からかいもせず、心からの言葉でした。
2人は気づかなかっただろうけど、実はこういう小さな気遣いが嬉しかった。
いい週末を過ごせそうです。
では良い日曜日を♪
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