みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。
今日はね、日本人の親子さんがいらっしゃいました。娘さんの方、折りたたみの機械みたいの持っている。これ何だと訊くと折りたたみの車椅子なんだとさ。お母さんが疲れた時に押して歩くためのものらしくて、重そうですねって言ったらそうでもない、7キロだと言う。
7キロって結構重いですよ。持たせてもらいましたが、なかなかのものです。しかも嵩張るんだから、お母さんいい娘さんが居てよかったですねって。お母さん、嬉しそうでした。
しかし若いお嬢さんが首からお母さんと自分のバッグを二つかけて、さらに車椅子を抱えて大したもんだと言っていたら娘は力持ちだからってお母さんは至って気楽な返事が返ってきた。娘さんも『そうそう、力持ち』って笑ってる。こちらの方、警察官なんだと。そりゃ頼もしいわ。
他にも母娘コンビの日本人観光客は何組かいらっしゃって、本当に仲がいいんですね。
うちの母じゃ無理だ。海外旅行もしなけりゃまずパスポートさえ持っちゃいない。
その警察官の女性、本当にフィレンツェが大好きで何度も来ているという。
嫌だと言われるくらいならこんなに褒められて私も嬉しい限りです。
『いつか住みたいと思うんですが、どうですかね?』
うーん、と考えた。
今まで無責任な発言をして過去何人かは本当にフィレンツェに留学してきた人がいました。まぁ留学くらいなら人生に大きく影響はないだろうけど、いざこっちに骨を埋める覚悟で訊いてきた人に対して適当なことは言える訳もなく。
『住むには住めると思うんです。働き口も何とか見つかる可能性もあると思うんです』
これは肌感覚で何となくね。ただ仕事の内容にもよりますが、真面目に働く日本人はまだまだ重宝される気はします。昔と違って雇用契約もしっかりやらないと不法雇用によるペナルティを考えたら雇う方としても変なことはしないんじゃ無いかな。
ただね、
『生活はできるだろうけど、貯蓄は難しいかも』
これも難しい判断ですが、一番手堅いのはパートナーもしくは結婚されている方はイタリアで生き残る可能性はかなり高いです。ところが独身の場合は非常に不利です。コロナ後のここ数年、日本に完全帰国した人はほぼ全員独身者だと断言してもいい。
逆に言うと、独身で何十年もイタリア生活されている人は運と実力を持っているに違いない…
私のことじゃないですよ。私はラッキーだけで乗り越えてきましたから。
とはいえ、時代はどんどん変わります。
いずれこの説も変わる時があるでしょう。
今のところはこんな状況です。一つ言えることはイタリア語勉強しとこうねって。スタート地点が他の人より先にいることで成功確率は格段と上がります。
こっちに住みたい人へのアドバイスです。
++++++++++++++++++++++
中央市場に来たい人は、