みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。
この前こんなことがありました。ご家族でお買い物された日本からのお客様、翌日にお母様だけお店に顔を出しに来たんです。どうやらバスに乗ったはいいのですが、切符のコントロールがあったそう。すると切符の打刻をしてなかったようで罰金対象になったとか。
『そりゃそうですよ。これはお客さんがいけないです。打刻してなかったら次も使えちゃいますしね』
残念ながらお客さんの肩を持つ訳にはいかないので、そう言うしかなかったです。ところがそのお母さんが知りたかったのはそこではなく、
『私、詐欺られたかしら?』
いや、多分違うと思う。現在は同じユニフォームを着ているから、誰がコントロールの人かは一目瞭然です。それにしても最近はコントロールがとても多いと聞きました。私はバスよりトラムには乗ることが多く、大体10回に1回くらいは切符のチェックを受けることがあります。私は罰金を払いたくないので必ず切符は持っているし、打刻するし、そんなに遠くなければ歩くようにしています。
バスの場合は3ヶ所ある出入り口の前と後ろから同時にコントロールの人が乗ってきてチェックします。やばいと思って慌てて降りる人とかいるらしいんですが、それらの人もコントロールの人は声がけすることは許されています。そして罰金対象になった人は切符を切られるのでIDカードを提示しないといけないとか。それがないと書類が作れないから身分証明書がない人のために警察が呼ばれるって聞いた。
今はわからないけど、昔のプラートでのバスのコントロールはエグかったらしい。コントロールが入るとバスが完璧に止まるんです。で、切符を見せないとバスから降りれないルールを採用していて、確実に悪いことをしている人を炙り出す方法だって。
話は戻るが、そのコントロールが多いせいでキセルをする人が減ったんじゃないかな。
大体引っかかるのは観光客が多くて、イタリア人は意外とちゃんとしていると。観光客に関してはルールを知らないとか悪気のない理由で罰金を払うハメになっちゃう。昔よく言ってたのはミケランジェロ広場まで行ける12番と13番のバスはコントロールが多かったです。これも観光客が乗ってることが多いからだと思います。
いずれにしてもバスやトラム、勿論電車などの公共交通機関は本当に気をつけないといけません。
20年前はバスが1ユーロで、1,20ユーロに値上がりしたときはうわーって思った。そっから1,50ユーロ、1,70ユーロは意外とトントン拍子に値上がりしたのを覚えています。そんなに遠くない未来に2ユーロになる気もする。でも、どんだけ上がろうが切符は買わなきゃいけないもんな。日本みたいにピッピッっていうのならコントロール雇う金が浮くのにね。でもこれヨーロッパはどこもこんな感じかもしれません。
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