みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。
今日ねー、ウフィツィ美術館でガイドもしましたよ。
そこでふと思い出した、昔ってよっぽどのことがない限り展示されている位置って変わらなかったんです。それがね、なかなかの頻度で場所が変わるんですよ。ちょっと行ってなかったりすると、
『あれ?また変わった』
なんてことは本当に増えた。今のガイドブックってどうなってんだろう?部屋の模様替えじゃあるまいし、正直言うと少しだけ迷惑。
ガイドさんによってやり方は違うだろうけど、私に関してはリズムみたいのがあってあまり場所が変わると調子が崩れるんだな。この作品を説明するために布石としてある作品を先にやる。そうすると時代の流れ、美術の移り変わりがわかるよねって感じ。
私がガイドになり始めの頃は作品は時系列にほぼ置かれていました。これが便利だったのよ。それをねあっちこっちに移動しやがって。
これはね、私もいろんなやり方を変えていこうって思った。毎日おんなじようなことをしているとしても、勉強することは相変わらずたくさんあるものです。
さて、
今年の春のことです。毎月の光熱費、ガスと電気代なんですが会社を変えました。
仮にA社からB社にしたとします。A社はガス代も電気代も結構な金額を払っていました。これをB社の営業に指摘され、うちではこれだけお安くなりますよと口説かれた。色々悩んでB社にお願いすることにした途端よ!
A社からメチャクチャ電話がかかってくる。多い時で1日30回くらい、少ない日でも5回くらいは電話が鳴る。いずれにしても毎日。
これじゃ仕事ができないし、最初は携帯電話からだからいちいち出ていました。すると、当社としても値段引き下げしますのでお話ししてくださいって言うんです。できるんだったらさっさと値下げしてりゃ私だって会社を変えるつもりなどなかったのにさ。そのうち電話は無視することにしてます。
で、5月末までの契約を私がぐずぐずしていて1ヶ月遅れた。よって、6月末までがA社との契約です。今月からB社の請求書が届くことになるんだろうけど、その最後のA社からの請求書がなんか安いんですよ。ガス代なんて1ヶ月分だけど22ユーロくらいだったかな?で、電気代はと言うとなんとマイナスの請求書でした。つまりお金を払う必要はありませんってこと。
マイナス63ユーロだってさ。でもこれは契約が終わるんだからなんか損した気分だなって思いつつ、仕方ないかとも感じました。
そしたら今日A社から手紙が来てて、この63ユーロを返金するって言ってきた。90日以内に手続きすればお金返すとさ。
へー、そんなことできるんだ。イタリアっていろんなことが一々不条理なんですよ。バスの回数券、バス会社が変わった時にいきなり使えなくなった。オフィスに行けば返金するような話を知ったのは諦めて回数券を捨てた後だったかな?いずれにしても10ユーロくらいでオフィスに行くのも面倒で結果は変わらなかったと思うけど納得いかんなぁとは思っていました。
銀行もいきなり他の名前になったり合併したり。私日本育ちですから、銀行の名前が変わるときはCMやニュースでバンバンやるし、銀行にも張り紙があったりしますけどイタリアはいきなり発表される。今まで使っている銀行は過去2回名義が変わった。大体後から知らされる。ルールもいきなり変わる。顧客が銀行に殺到する、みんな迷惑する、こんな流れですよ。
そしたら今回は金返すって言うじゃん。
なんだー、やればできるじゃん、イタリア!
そもそも金取りすぎって状態が訳わからないのですが、返そうと思う意気込みが素晴らしい。
こんな国に住んでいると、ちょっとでもまともなことをしただけでテンションが爆上がりする。これ、わざとかな?
イタリアのやり口か?うまくやり込まれていますでしょうか?
いやいや、
どうでも良いんだ。なんか、1万円のボーナスをもらった気分ですよ。
銀行口座を伝えるだけだからな。
そうそう、私は銀行引き落としじゃないんです、光熱費。
信用してないんで毎回請求書からお金払っております。銀行引き落としにしてりゃこの1万円ボーナスの手間は省けたと思いますが、これも仕方のないこと。
ちなみに友人はB社からA社に変えて、ずいぶん節約できたとのこと。
だからどっちの会社がいいとかないのかも。
『私、契約を解除します』
って言うだけで今までの金額より下がることもあるんじゃないかと訝しんでおります。
いやはや、どんだけ値下げされたのか。
今月の請求書が楽しみです。
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