みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。わーい、土曜日だ!
なんとか1週間乗り切りました。10月も忙しいですね。
フィレンツェに私のある知人がいて、それがそれが人生攻めている人がいまして。
ずーっと攻めてるんですよ。日本からいろんな国に住んで働いて、最終的にフィレンツェに来て。
そのあとまた別の街へ行ってしまい、数年後再びフィレンツェに戻ってきた。なかなか仕事が見つからないってこともイタリアってあって、誰かが辞めてポストが開かないと誰か別の人を雇うということはないんです。よっぽど新店舗ができたとか事業を拡大したとかならともかく、そういう意味では実力があったら申し分ないのですが、要するに運も味方しないと生活できないってこともあります。とても優秀な人でもついていなくって、渋々自国に帰るってのも少なくない。
日本で学生時代はそりゃいろんなアルバイトをしましたよ。
それは学生だから別にそんな大した話じゃないし、学生だからこそ社会の様々な景色を見ることはいいと思ってたから私にとっては大切な経験でした。
でも就職したら、たまたまとてもいい会社でホワイトって言っていい所でぬくぬくと過ごしたもんです。この前お客さんに話してて思い出しましたが、デスクの上に携帯テレビを置いて高校野球観ながら働いていたって今でも懐の大きい上司に恵まれたもんです。午後に先輩と会社を抜けてお茶しに行ったことも数えきれないくらいあったし、外回りと称してお得意先の会社でおしゃべりしに行ったことも沢山あった。有給もがっつり毎年使っていたし、海外旅行は年に5回は行っていたし、美味しいご飯もよく連れてってもらったし、悪いところ全然なかったんです。サービス残業もありません。
その頃、イタリアへ行くかで随分悩みました。そもそもこんないい会社を去って私はバチがあたりゃしないか。
それでもここに来ました。
私の中で人生攻めたのはその時くらいですよ。
でね、その彼女の話なんですけど。
年齢的には私と同じくらい。ちょっとお姉さんかな?
でもとっても活動的だし尊敬してるんです。いつも凄いなって思ってて、でも私の想像の上をいつも歩んでいます。彼女は今はそれこそホワイトで人間関係も全く問題ない職場でのびのびと生きていました。ここ2年くらいのことでして。それがね、
『仕事辞めようかと思ってて』
どうしたの?凄くいい職場なんですよ。とっても喜んでいたのに、何があった?思い当たる節が全くありません。
彼女曰く、飽きちゃったって言うんです。
飽きたって…、もう落ち着いたのかと思ってたのにまだ攻めるの?
もっと高みを目指して自分を精進したいからってのが理由だそうです。もう脱帽。
ところがこのお方、『持ってる』んです。
たまたまとか偶然とか意外にって感じで必ず仕事が見つかる。この人生の引きの力っていうのが抜群すぎて、こちらとしては不安にさえならない。絶対彼女ならやってくれると思ってるし、またキャリアアップしちゃうんだろうなって確信してる。
応援したい。
私の応援なんてなくってもやってくれるだろうな。
自分の今の生ぬるい生き方が恥ずかしくなる瞬間です。
こんなに攻める人、直で見たことありません。彼女のような生き方は性格とかもあるから誰もができるものじゃないけど、カッコいいですね。相変わらず会うたびに驚かされるからその存在は貴重で感化させてくれる無二の人です。
凄いなぁ。
こんな風に生きれたら思い残すことはないだろう。
では良い日曜日を♪
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