みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。
今日は11月4日。1966年、58年前に大変なことが起きた日です。
それはアルノ川の氾濫です。現在スペインで大きな洪水が起きましたが、ここフィレンツェも洪水にはローマ時代から随分悩まされてきました。
そしてちょいちょい大きな川の氾濫があり、直近で起きたのがこの11月4日の出来事です。
雨は10日ほど続いたそうです。
7,000万立方メートル以上の水が溢れ、数百万冊の本が水没し、数千台の車がダメになった。
35人の命を奪い、2万世帯がこの影響を受け、4,000世帯が家を失った。
高さ3mの水が時速60kmで動いたっていうんだから、想像を絶する悲劇があったんだと思います。
60万トンの泥が町に残りました。
ちなみにこの雨はイタリア北東部(アルト・アディジェ、ヴェネト、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア)と中央部(トスカーナとエミリア・ロマーニャ、ウンブリア)で大規模な洪水と多数の地滑りが発生しました。北部だけでも9つの州で87人が亡くなりました。1966年11月4日にヴェネツィアでは最高水位194cmまで達し、その記録が今でも破られていないそうです。
これらの写真は全てフィレンツェのものです。
信じられない風景ですね。
こんな目に遭わないように、この時期になると11月4日の洪水のニュースが流れるフィレンツェ。
しばらく起きていないので、またあるんじゃないかって時々思います。
怖いのぉ。
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