みなさん、こんばんは。
中央市場でーす。わーい、土曜日だ!
私個人的にはメチャクチャ忙しいです。市場開いているうちに途中途中で店抜けて駅や空港や美術館に行ったりでバタバタです。どれも大事なお仕事なのですが、こんなスケジュールじゃいつかポカをするんじゃないかと心配になります。
それでね、朝遅れて市場に行ったらよ、こんな感じさ。
ん?
昔のお洋服を着た若い男女が市場を闊歩しているじゃないですか。
なんだなんだってなるんです。だっていっつも前触れなしにイベントするんですもん。
でも市場が華やかになって素敵!今日雨じゃなくってよかったです。裾が汚れちゃいますからね。
しかもこの方が来ていたんですよ。覚えていますか?
王子よ王子。
エマヌエーレ・フィリベルト・ディ・サヴォイア。みなさんも聞いたことがあるかもしれない、道の名前やローマの記念堂、像にもなっているヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の来孫です。1861年にイタリアが統一されてイタリア王国になった最初の王様がヴィットーリオ・エマヌエーレ2世です。その王政時代にトリノの次にフィレンツェがイタリアの首都になったのは1865〜71年、1874年にこの中央市場ができてこの王様が柿落としに来たことは歴史的史実です。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世(イタリア王国初代国王)
↓
ウンベルト1世(2代目国王。息子)
↓
ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世(3代目国王。孫)
↓
ウンベルト2世(4代目国王。ひ孫)
↓
ヴィットーリオ・エマヌエーレ(玄孫)
↓
エマヌエーレ・フィリベルト王子(来孫。今日来たおっちゃん)
です。
この王子、この前も来たなって思ってブログを振り返ったらちょうど一年前でした『
市場に王子が来たー!!』。王子から見たら初代国王は高祖父の父ということになります。その先祖ともゆかりのある市場にまた足を運んでくださって、フワーっと花が咲いたんです。
王子は新婚旅行で最初の町としてここを選んでくださったそうです。
『フィレンツェは素晴らしい町、フィレンツェ人は幸せです』
って言ったそうな。ほほぅ…
しかし王子ともあろうお方が結構カジュアルに歩くんですよ。日本の皇室とは比べられませんが、それなりのお立場でもあるのにこんなフランクです。
時が時だったら国王だったんだもんな。
相変わらずの人気者でした。
では良い日曜日を♪
こちらもよろしくお願いいたします🙇
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中央市場に来たい人は、