みなさん、こんばんは。
ボローニャでーす。
ボローニャといえば、何を連想しようか。
モルタデッラと呼ばれる日本でボローニャソーセージというハム?トルテッリーニという詰め物した小さなパスタ?ボロニェーゼというパスタソース?
うん、それにここの建物ですね。
ボローニャは学生の町とも呼ばれます。それは世界最古の大学の一つに数えられる1088年創立とも呼ばれるボローニャ大学です。この地に大学の本拠地がのちにできました。現在はパラッツォ・デッル・アリキジンナージオ(16世紀)として現存します。この建物は16世紀に建てられましたが、オーダーしたのは教皇ピウス4世(第224代:在位1559-65)です。この教皇、ピウスと聞いてシエナの出身かと思いきやミラノ人ですね。しかも本名をジョヴァンニ・アンジェロ・ディ・マリニャーノと言い何とメディチ家の遠縁です。
ここでは有名な解剖学劇場と市立図書館を訪れます。
中庭から階段を上るとチケット売り場があり、共通券を購入することが可能です。
16世紀末にこの空間は作られました。これは動物や人を解剖するための学生たちが勉強する画期的な劇場型解剖室です。
少しずつ改装され、現在見られるような形になりました。
ここは第二次世界大戦で連合国による爆撃により大きな損傷を受けましたが、一つ一つのピースを集めて復元することができました。解剖を劇場で勉強するという斬新な考え方はとてもユーモアですね。
教師の席の上にはスペッラーティ(皮を剥がれた)の2体の像、
天使は大腿骨を持って登場。不思議な光景です。
天井(17世紀)にはアポロ像、彼は薬の神様です。
ここの部屋は第二次世界大戦で破壊されましたが、残った瓦礫から再建されたものですが非常に見事です。
この劇場を後にして道なりに進むと、
同じチケットでスターバト・マーテルの部屋に入ることができます。スターバト・マーテルとは13世紀にフランシスコ会で生まれた聖歌です。2つのメイン教室がここにあり、1つはアーティスト用で現在は図書館の閲覧室、もう1つはジョアキーノ・ロッシーニ(19世紀の作曲家)によるスターバト・マテルの最初の公演(1842年)を記念してスターバト・マター・ホールと呼ばれています。ちなみにロッシーニはフィレンツェのサンタ・クローチェ教会に眠っています。
ここでのコンサートは雰囲気も含めて素敵でしょうね。
隣にある図書館は入れませんが、遥か遠くまで続く風景を見るとたくさんの蔵書があることがわかります。
あー、ご飯食べ行こう!
続く。
こちらもよろしくお願いいたします🙇
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中央市場に来たい人は、