みなさん、こんばんは。
州都ボローニャがあるエミリア・ロマーニャ州には美味しいものがいっぱい。
パルメザンチーズ、バルサミコ酢、ランブルスコ(赤のスパークリングワイン)、トルテッリーニ、モルタデッラ…
言い出したらキリがない。美食の町で何を食べようか。
町を歩きながら物色中。
しかし寒い。外テーブルではなく店の中で食べたい。
プラっと入ったのはオステリア。
ランチはド定番で行きたいところです。
フィレンツェの自宅でもレストランでも食べられるから大きな驚きはないものの、本場の味をそれなりに楽しみたい。
まずはモルタデッラ。日本ではボローニャソーセージとか言うんですって。ボローニャ名物であるモルタデッラの歴史は古く、古代エトルリア時代まで遡ります。現在のレシピは17世紀に確立されました。主に豚の肩の肉とラードとハーブを使い平均8〜26時間(重量による)で低温調理(約70度)します。柔らかく子供はもちろん大人も大好き。私も大好物です。生ハムより塩分が少ないのでペロリと食べてしまいます。
ラグー・ボロニェーゼ。
ボロネーゼソースは世界でも一番有名なパスタソースの一つです。中世後期(12世紀のフランス)にルートを持つこのラグーはイタリアではアヴィニョン捕囚の時代に伝わったというから14世紀ですね。さらに19世紀に普及し、20世紀初頭には世界に広まったのだとか。アメリカではイタリア移民からのイタリア系アメリカ料理となり、主にスパゲッティで食べられます。イタリアでは卵入りパスタやラザーニア(ベシャメルソースを使って)、ポレンタなどと頂くのが主流です。
トルテッリーニは薄く伸ばした生地に肉やチーズなどの詰め物をした小さなパスタ。これをブイヨンと一緒にいただきます。
その起源はモデナか、いやボローニャかと言われますが、いずれにしてもエミリア・ロマーニャ州であることは変わりません。先ほどのボロニェーゼのラザーニアと同じくクリスマスに食べるのはここフィレンツェも少なくないでしょう。家族親戚と過ごすにはたくさんのランチを作る必要があるので、それに向いているお料理でもあります。またラグー・ボロニェーゼもトルテッリーニ・アル・ブロードもボッカッチョのデカメロン(十日物語)に出てくるお料理ですからかなり歴史があることがわかります。
腹一杯😭
歩いて腹ごなしするぞ。
続く。
こちらもよろしくお願いいたします🙇
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