年末ルッカ日帰り旅行：敵は霧

みなさん、こんばんは。

第1回『年末ルッカ日帰り旅行（序章）』

第2回『年末ルッカ日帰り旅行：さんぽしましょ』

第3回『年末ルッカ日帰り旅行：円形劇場広場でランチ』

第4回『年末ルッカ日帰り旅行：教会100、塔200！』

第5回『年末ルッカ日帰り旅行：ラビリンス』

第6回『年末ルッカ日帰り旅行：シモーネさんのカッフェッティエーラ』

第7回『年末ルッカ日帰り旅行：敵は霧』

ルッカは4kmの城壁に囲まれていて、その上を歩いたりサイクリングが可能です。

そろそろフィレンツェに戻ろうと思いましたが、城壁内はどこからかどんどん人が溢れてきて真っ直ぐ歩くのも一苦労です。そこで城壁を半分、約2kmを歩いて駅に向かってみることにしました。丁度日暮れに近い時間、さぞかし美しい風景が観れるかもしれない。

天気のいい日でした。

城壁の上は幅も結構あるので非常に歩きやすく、ジョギングする人、犬の散歩をする人、または家族連れも安心してお散歩してます。

景色はどこを切り取っても素晴らしいものでした。

言わないと城壁の上とは思えないですね。

夏は暑そうだと思われそうですが、夏は夏で木々が青々としていてそこまでしんどくはないんです。

ルッカの人たちは気高いと言いますけど、確かにフィレンツェ人とは少し違った雰囲気は感じます。そう、ルッカはフィレンツェ、メディチ家に支配されることなく独立を保ち、第二次世界大戦の際には戦果を浴びなかったと言います。彼らのアイデンティティーは尊いところにあるのかもしれません。

スケートリンクは大人気。

長い行列ができていました。冬の風物詩を楽しむ人々を横目に駅へ向かいます。

再び朝訪れたサン・ピエトロ門に戻ってきました。

電車は17時31分発、18時52分フィレンツェ着。丁度いいじゃないか。

さよならルッカ。また来るね。

電車も空いていてラッキーでした。

ところが帰りのルートが大変だった。朝もそうですが、霧がすごかったんです。

途中ノロノロ運転しながら訳のわからぬ駅に到着し、動かなくなっちゃった。

結局50分遅れでフィレンツェに到着したので良かったですが、霧ってそんなに大変なんですね。

そういや次の日に常連さんが空港から旅立った。

この日も霧があったため、滑走路の短いフィレンツェ空港は離陸も着陸もできない状態に。

到着便がキャンセル続出。あらあら、ってことは飛行機がないんだから出発もできないやん。

到着ロビーは大混乱で、私がこの週にお仕事させていただいた親子さんも出発できずに困っていました。

ITA使用でしたので、ようやくお声がけがあってローマまでバスでの移動ですって。はぁ、大変だ。

とにかく出発の人たちは到着ロビーで待つようにアナウンスが入っています。

出発に関してはいくつかは離陸できたみたい。

でも常連さんは残念ながらピサ空港へ移動して飛び立つことに。そうなのよ、霧の時はボローニャやピサに行くことがあります。

タクシー乗り場のところにずらっと観光バスが。

これでみなさんピサに移動です。残念ですが、こういうこともあります。

その後常連さん、バッチリとロスバゲ確定してました。

それでもフィレンツェを嫌いにならないでくださいねー。

最後にさよならをして、私は家に帰ります。

Buon Viaggio!!

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