みなさん、こんばんは。
フィレンツェ、サンタ・クローチェ教会前の広場でーす。
もちろん、これはすでに終了しているクリスマスマーケットの風景です。今年は何度もここを訪れることができました。
何年かスルーしていた場所ですが、久々に行くとそれなりに面白かったですが、お客さんの多くはドイツのクリスマスマーケットを経験済みだったので少し物足りなかったかもしれません。それでも皆さん優しいのよ、いいわーとか楽しいわーって仰ってくださって。
よっしゃ、今年も行くか。
さて、この日はお客さんの誕生日でして。
ホテル側がどうしてもスパークリングワインを開けさせてくれとグイグイきた。
私たちこれから食事だから別に要らんですって言ったんんですが、それでもせめて一口でもいただいてって。
そこまで言われたらお心遣いありがとうございますって頂戴することになりました。
ここはシエスタがないので、どの時間に行ってもご飯が食べられますので夕食の早い方もここなら問題なくいただけます。今夜はビステッカ一択です。この店、ビステッカがキロ50ユーロくらいで食べれるんですよ。安い。
ちなみにビステッカ・アッラ・フィオレンティーナを頼むと、絶対に焼く前のお肉披露はマストだと思っています。私が見たいってのもありますが、どうしてもこの迫力をお客さんに味わってもらいたいんです。しかし、店によってはこの披露をせずに焼いたお肉登場ということもあります。いやいや、それダメだからって念の為お店のスタッフに伝える。
よーし、持ってきた!
あっぶねー。お肉持ってきてって念押ししておいて良かったわ。多分これで1kgちょっとです。
焼き具合はって、そりゃサングエサングエ(超レア)に決まっとる。これをよく焼きしたらダメなんですよ。お肉のところも好きだけど、この脂の部分よ。これ、食べないんだったら私にくれって思う。肉も旨いが脂がたまらんお料理です。
しばらく待ったら本命が登場しました。
ああ、これが食べれるってのはフィレンツェにいる特権かもしれない。
フィレンツェには美味しいお肉のお料理がたくさんありますが、これが一番大好きです。この1ヶ月、どれだけビステッカをいただいたか。そういう意味では12月はかつてない多忙な日々を送っていた私のご褒美と思っています。公私共によく食べた。でもいつどこで食べたかはスマホの画像を覗かんと覚えとらん悲しい記憶力よ。
付け合わせはチコリをソテーしてもらいました。
ソテーするとお野菜たくさん摂れますから嬉しいですね。
デザートにズッコットを食べます。
ズッコットはフィレンツェのデザートで、彫刻家のベルナルド・ブオンタレンティが16世紀に発明したのだとか。この人美食家で知られてて、ジェラートの味でもブオンタレンティって味があるくらい。もしジェラテリアで見かけたら選んでみてください。めちゃくちゃ甘いから。
でね、このズッコットはメディチ家のために作られたお菓子で、フィレンツェのクーポラをオマージュしてるんだと。周りをスポンジで囲んでて中はクリームが入っています。私は知らなかったんですが、1950年代にシエニが復刻復元して現在に至るんですって。
シエニっちゃアリエント通り、中央市場のすぐそばにある100年以上続く老舗パティスリーやんけ。そして毎回うちのお店のケーキを作ってもらったとこですよ。
ちなみにこのデザートは絶対万人受けすると思います。フィレンツェに来た際はぜひお楽しみください!
普通はズッコットって5、6人前の大きなケーキですが、この店は一人前の小さいの用意してくれていて、勿論お店の手作りです。
そんなフィレンツェらしいディナーでした♪
こちらもよろしくお願いいたします🙇
++++++++++++++++++++++
中央市場に来たい人は、