みなさん、こんばんは。
からの続きです。
フラントイオ(搾油所)に入る前に、ここが収穫したオリーブをザーっと入れる大きな溝ですね。
ここで枝や葉っぱを吹き飛ばしてオリーブのみにするところです。これ、以前も見ましたし、どこのオリーブ農園でも見かける光景なんで特に目新しくもないですが、たまにしか見れないので撮っておきます。
さ、中に入りましょう。
入ってすぐにある鉄板の床。
これは体重計です。ここに載せてオリーブの重さを測ります。最大で3トンまで測れるらしいです。
オリーブオイルってシンプルなのに、作るまでには沢山の機械が必要なんですよね。初期投資大変そうだわ。
先ほどの外でオリーブを実だけにしたものが外と中で繋がっていて、自動的にこちらにやってきます。
オリーブの実はとにかくしっかり洗われます。
現在は時期外れですから、これら機械はもちろん動いておりません。
その後、オリーブの実は全てペースト状にします。実だけでなく種も全てチョップしちゃいます。
ペーストは圧搾され、オリーブジュースを生成し、水と油に遠心機で分けます。
分けた油がエクストラオリーブオイルですね。
ここにトロトロと出てきます。
オリーブオイルは収穫からオイルにするまで時間勝負。
ここでは24時間以内にオイルにするそうですので、収穫時は大忙しです。さらにラウデミオという質の高いオリーブオイルは12時間以内を心がけていると言っていましたので、さぞかし猫の手も借りたいくらいなんでしょうね。
こちらの部屋ではオリーブオイルがおねんねするINOXタンクです。タンクは大小2つの大きさがあり、小さい方で1200リットル、大きい方が1500リットル入ります。どのタンクもナンバリングがされていて、どこにどのタンクから出荷されたかを管理しています。
さらにタンク上の天井を這う白いチューブは窒素が出てくるもので、オリーブオイルが酸化しないように窒素がタンクに入ります。
それによりオリーブオイルは新鮮なまま管理され、最後まで問題なく出来立ての味を味わえるように工夫されています。
タンクに沿って付けられている黄色い目盛りはオリーブオイルがどのくらいこのタンクに入っているかを知るためです。
目盛りの横には透明のチューブが付いていて、タンクの中にあるオイルの量とリンクしていてるのです。
なんか大変ね。アナログとデジタルを駆使して作って管理しないといけないんだ。
ちなみに昔はこのテラコッタの壺にオリーブオイルを入れて保存していたそうです。
昔と言っても5、60年前のこと。ほんの半世紀前はこんな感じだったのよ。
私なんて家のもの、使わないとすぐに捨てちゃうんですが、こういうものは歴史として感じられるものなので使わないからって捨てちゃダメなんだな。昔の農機具とかもここには置いてあるんですが、こんな感じだったんだと想像ができるもんです。
最後まで見学したら、待ちに待った試飲会です。
オリーブオイルやワインと一緒におしゃべりで楽しみます。
17時にはここに戻ってくると言っていた若旦那トンマーゾが全然帰ってこない。よって私たちは彼に会うことも予定に入っていたのでひたすら待ちます。その間を繋ぐために若旦那指示の元ワインがひたすら運ばれてくる。酔っ払っちゃうよ。
若旦那、早よ早よ!
続く
こちらもよろしくお願いいたします🙇
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