みなさん、こんばんは。
サン・ジミニャーノでーす。
先月以来久しぶりに行ってきました。これぐらいのテンポで訪れるのがいいところですね。
天気もいいし、景色も最高。実は先月新しいお店ができたことを知って、今回は絶対食べるんだって決めておりました。
まずは目の保養よ。相変わらずの絶景を楽しみます。
ついでにオリーブの花もチェック。
可愛いですね、すくすく育って欲しいわぁ。
サン・ジョヴァンニ門より入場!
ちなみに私が今回食べるのはティラミスです。サンジミに新しいお店ができました。
ティラミス専門店。これだけで勝負するのは弱いけど、応援しようじゃないか。
ティラミスのオリジナルレシピはマスカルポーネ、卵、サヴォイアルディ(クッキーの一種)、カッフェ、カカオを使ったシンプルなものです。砂糖を入れた卵黄を泡立てて、カッフェを染み込ませたサヴォイアルディをマスカルポーネチーズと泡立てたクリームを交互に乗せて最後にカカオパウダーを振ったものです。非常にシンプルなドルチェですね。家で簡単に作れますし、別にサヴォイアルディじゃなくてもいいし、マルサーラのリキュールを使う人もいます。この砂糖を入れた卵黄を泡立てるってのがスバトゥディン(Sbatudin)という子供、高齢者、体を回復させている人が食べるお菓子から生まれたと言い、トレヴィーゾが発祥の地と言われています。 Alle Beccherieというレストランでパティシエをしていたロリー・リングアノット(Loly Linguanotto)が作ったとか。回復力とか滋養強壮とかのドルチェとして誕生したんだ。1960〜70年のことです。結構新しいお菓子ですね。
またの説としてはサヴォイアルディを使っている点からトリノのお菓子が発祥ではとも言われています。私はどっちでもいいけどな。
今となってはイタリアだけでなく世界中で一番認知されているドルチェの一つであり、イタリア人が一番大好きなドルチェとしても名前が知られています。サン・ジョヴァンニ門を入って50mくらいかしら?左側にお店が見えてきます。
店頭では味見ができます。味見しちゃったら満足して買わないと思うんだけど、この戦略どうなんだろう?
でね、この店の切ないところが『この町でベストなティラミス』と謳っているところ。
イタリアナンバー1とか、トスカーナで一番美味しいとかじゃない。
この狭い場所で唸っているところが健気だなって思った。
味はクラシックからピスタチオやヴィン・サント、ココナッツ味などの変わり種もあり、小が3ユーロ、大が5,50ユーロで売っている。
この店が生き残れるかそこそこ心配ではあるものの、何卒頑張ってもらいたいと思った。
めちゃくちゃ美味しいとかないんですが、普通に美味しかったんですよ。
私、身銭を切りましたからね。
小さい方ですが、買ってみました。ペロッと食べました。私は美味しかったと思いました。
時々糖分が足りないことがあるので、ここで補給します。
ちなみに日本へティラミスが入ったのは1980年代半ばとのこと。私も随分食べた覚えがありますよ。シンプルに美味しいですから。特にカカオパウダーがかかっているのが秀逸だと思う。甘ったるくない大人でも子供でも楽しめるって、いやいや歯のないご老人も美味しく頂けるってなったら文句ないドルチェってのは間違いない。しかも滋養強壮ってのも含めてもティラミス最強だな。
こちらもよろしくお願いいたします🙇
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