みなさん、こんばんは。
ドゥオモを後にします。いやはやここまで時間をかけてお伝えしてしまった。どんどん進んでいきましょう。
オルヴィエートは他の町と同じく入り組んだ小道や曲がった道もありますが、簡単にドゥオモ通りとコルソ・カヴールというカヴール通りが交差したこのふた道がメインストリートですのでそこを抑えて歩けば大丈夫。そしてその交差したところにあるのがこの『モーロの塔(Torre del Moro)』です。
13世紀末に町の象徴となりました。当初はTorre del Papaと呼ばれていました。パーパというのはローマ法王のことです。その後Torre del Moroと解明されました。16世紀にモーロ(ムーア人)と言われているラファエレ・ディ・サンテにちなんでつけられたとか、この塔でサラセン人(ムーア人:イスラム教徒)の馬上槍試合にちなんでの名前とも言われています。19世紀には機械式時計も付けられています。
高さは47m、360度見渡せる素晴らしいパノラマを味わうことができます。エレベーターと階段を使うことができます。240段登るか、エレベーターで2階まで行き、170段登るかの選択をしましょう。
モーロの塔には同時期に作られたパラッツォ・ディ・セッテという宮殿が隣接してますが、現在は展示会場として使われています。ダンテ・アリギエーリの新曲、煉獄編にも登場します。オルヴィエートは凝灰石が豊富なのでこれで作られたんですね。以前はデッラ・デルザ伯爵家が所有していましたが、後に行政長官の本部としてさまざまな法王の住居としても使われていました。メディチ家出身のローマ法王クレメンテ7世の命により『サン・パトリッツィオの井戸』を作ったフィレンツェ出身の建築家でもあるアントニオ・ダ・サンガッロがこのパラッツォに滞在していたとか。
今回はこの塔に登りません。
現在はシングルチケットで3,80ユーロですからフィレンツェから来るとお安く感じちゃいます。予約も必要ないし、こんな所絶対行くべきでしょう!!
モーロの塔を通り過ぎて手前のコルソ・カヴール通りを進むとロッジャのようなアーチがありますが、その横を歩いた先には、聖アンドレア教会があります。
これが正面からです。
オルヴィエートの教会の中で最古の教会ではないかと言われています。
教会は洗練されたロマネスク・ゴシック様式、1400年代のアーケードと鐘の塔を備えています。この教会の地下にはヴィッラノーヴァ時代から中世までの遺跡と建築が保存されています。
しかしこの地下には行くことができませんでした。
ガイドさんにコンタクトをとってからの見学なんだそうです。
画像を拡大してお電話してください。
見たかったがまたの機会です。
ちなみに聖アンドレアさんは12使徒の一人です。X字型の磔刑で殉教した人なのでXが目印です。彼が亡くなった場所とするため、ギリシャの守護聖人です。またスコットランドの国旗を見てわかる通り、これまた守護聖人でございます。
ちょいちょいイタリアから出ていっちゃうのは私の今の状況があるのかしら?
こちらもよろしくお願いいたします🙇
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