カゼルタへ : フィレンツェのガイド　なぎさの便り

カゼルタへ

みなさん、こんばんは。

【なぎさの夏休み2025】

第1回『楽しい夏休みが始まりました』

第2回『120分の遅延を過ごす深夜』

第3回『寝台車でブリンディシへ』

罤4囘『ブリンディシ町歩き（序章）』

第5囘『ブリンディシ町歩き（前編）』

第6回『ブリンディシ町歩き（中編）』

第7回『ブリンディシ町歩き（後編）：San Giovanni al Sepolcro』

第8回『ブリンディシで魚貝ディナー＠Marea』

第9回『ターラントへ』

第10回『ターラントを感じる町歩き』

第11回『ターラントで魚介ランチ＠Stellamaris』

第12回『ガッリーポリのルームツアー』

第13回『何もしない夏休み最高！』

第14回『ガッリーポリのワイナリー＠Cantina Coppola 1489』

第15回『シルヴィオのジェラート』

第16回『美しいプーリアの海で遊ぶ』

第17回『アラゴスタはビステッカの威力以上だった！@La Lampara Fish Lab』

第18回『レウカ、イタリアかかとの町』

第19回『レウカを見学』

第20回『オートラントへ』

第21回『オートラントの小道でランチ@Vicolo Matto』

第22回『ボーキサイト採掘場に行ってみた』

第23回『詩の洞窟＠メレンドゥーニョ』

第24回『ガッリーポリ人のおすすめディナー＠La Locanda degli Angioini』

第25回『ガッリーポリってどんな町？』

第26回『ガッリーポリ旧市街トゥクトゥク』

第27回『ガッリーポリ旧市街歴史地区の続き』

第28回『ガッリーポリで肉祭りディナー＠Morè』

第29回『ガッリーポリ最後のランチ＠La Lampara Fish Labもう一つの店』

第30回『レッチェの小さなワイナリー＠Cantina Petrelli』

第31回『レッチェの朝ごはん@Cotognata Leccese』

第32回『イタリアで初ボトリングされたロゼ＠Leone de Castris 1665』

第33回『レッチェ町歩き（前編）』

第34回『レッチェ町歩き（中編）』

第35回『レッチェ町歩き（後編）』

第36回『レッチェのディナー＠Osteria Da Angiulino』

第37回『カゼルタへ』

第38回『世界遺産、ヴァンヴィテッリの橋』

第39回『カゼルタの素敵なレストラン＠Antica Hostaria Massa』

第40回『カゼルタ人気のチーズ屋＠Caseificio La Baronia』

第41回『1200室の豪邸、カゼルタ宮殿へ』

第42回『レッジャの王立庭園（前編）』

第43回『レッジャの王立庭園（中編）』

第44回『レッジャの王立庭園（後編）：イングリッシュ・ガーデン』

第45回『フィレンツェへ』

レッチェの朝です。

タクシーに乗って駅に向かいます。

アパートは鍵の写真を撮って大家さんに送ってチェックアウト。

これがレッチェ駅です。

南イタリアののどかな駅って感じで、しかも綺麗ですね。これから2時間ほど時間を潰します。

駅のバールで何か買っときます。

パスティッチョットともお別れね。甘いけど美味しいお菓子で誰もが喜びそうな味です。

ぜひレッチェに行ったら食べてほしい。

アランチーニが売っていました。これは見逃せない。

この南イタリアで有名なライスコロッケは私の大好物です。シチリアでは西（パレルモ側）で丸型、東（カターニア）で円錐型。ナポリのようなラグーのアランチーニが好き。ローマではスップリと呼ばれたりします。小さなアランチャ（オレンジ）に似てるからアランチーニ。もう買わないでいられるか。グリーンピースとモッツァレッラ、プロシュートとモッツァレッラね。プロシュートでいきましょう。

ルスティコ・レッチェーゼです。こちらでは単にルスティコと呼ばれています。

サレント地方を代表するお料理の一つですね。ベシャメルソース、モッツァレッラ、トマトソースを詰めた円盤状のパイ生地で、想像した通りのお味です。これの誕生の歴史は正確にはわかっていません。しかしパイ生地が発明された17世紀より前に遡ることはありません。パイ生地はそもそも質素な料理に使われていましたが、このレシピはレッチェの貴族の想像力から生まれたようです。

専門家によるとルスティコの最初の登場は18世紀後半から19世紀初頭だと考えられています。トマトがヨーロッパ全土で一般的かつ広く栽培されるようになったのは18世紀に入ってからです。

これは温めてもらった方が絶対に美味しいと思う。購入の際は温めてもらってすぐに食べた方がいいかな。