みなさん、こんばんは。
フィレンツェでーす。
デパート、リナシェンテのテラスからの風景。
とても素敵ですね。ここでお茶をできる時はその時間を満喫します。寒いけどねー。
さて、ウフィツィ美術館に行ったんですけどね。
たまたまお客様よりある疑問が噴出してさ。この絵よ。
みなさんご存知のプリマヴェーラ、ボッティチェッリの作品です。このヴィーナス(中央に移る右手を少しあげている女性)の目がギッチョンチョンだからなんでかねーて話になって、そりゃそうなんですよ。答えられない質問ほど情けないものはない。
そこでね、私の同僚ガイドで美術史を研究する人がいるんです。
伝家の宝刀、抜きました。頼れるものはなんでも頼るんです。
お時間を割いていただいて、このようなお返事が。
ボッティチェッリの論文はたくさんあるそうです。やっぱり人気の画家ですから。その中でもこれに関わるものがないというのは確かに難解なのかしら。私の気軽な質問に図書館まで行って調べて下さったなんてひどく感動したものです。
そこでもう一度ヴィーナスの目を見てください。
アップ!
そこで同僚はご自分の見解を示してくださいました。
例えば聖母子の絵などはメインは幼子キリストと言った理由でマリアの目は合わないようになっている。対峙する観賞者には誰が主軸かを目の方向によって明らかに示しているのだそう。それと同じでヴィーナスも彼女が主軸ではないという仮説。この絵に関しては向かって右から3人目でヴィーナスの右横にいるフローラががっつり鑑賞者と目が合う。
研究者っていろんなことを想像して考えて作品に寄り添おうとしている。
これが本当に素晴らしい。
でね、最後に私がどう思うかと聞かれ、困ってしまいました。美術の専門家でもない私が何を言えるというのだろうか。
さらに追記で教えて下さったのは、
私が大好きな、目を合わせようとしないどころか、完全にそっぽを向いている作品はミケランジェロの『階段の聖母』とサン・ロレンツォ(聖堂)の新聖具室の『聖母子像』です。
とのお話もいただきました。確かに!これはわかりやすい。
ぜひ、聖母子の絵や像を見かけた時はこの辺りを気にしながら鑑賞するともっと面白くなるかもしれませんね。
では良い日曜日を♪
こちらもよろしくお願いいたします。
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