みなさん、こんばんは。
ランチを食べたら歩くんです。
あとはサラサラっと以前行ったところを復習がてら歩きます。
まずはアジネッリの塔。
この前上った時のを添付するので内容はこっちで見てください。
完全なるボローニャのランドマーク。1109年から1119年に同名の家族によって建てられ、翌世紀に自治体に渡されました。高さ97m、498段を上り切ると360度のパノラマが待っています。エレベーターをつける案もありますが、今のところなし。
隣のガリゼンダの塔は高さ47m。ダンテ・アリギエーリが神曲の地獄篇で塔の傾斜について書いてあります。14世紀半ばに塔の崩壊を恐れて高さを20m下げましたが、現在は修復されています。でも実は二つとも傾いているんですけどね。
中世の頃はこれらの塔がボローニャに100以上あったそうです。軍事的な面もあれば、やはり貴族の富と権力の象徴としても塔は建てられました。現在は20以上の塔がここボローニャにあります。
さらに進みます。
塔には今回上りません。平面でひたすらお散歩です。
今度はカーザ・イゾラーニへ。
以前行った時のこれについてのお話は、
からご覧ください。
3本の矢で有名なこの建物。
ここで天井を見上げる人が多く、私も探しますが、いつも矢が色の濃い木材でどうしても見にくい。
ここに来てバチッとすぐに見つけられるようになったら私も一人前なのかもしれません。
そしてそこそこ楽しみにしていたセッテ・キエーゼですが、残念ながら閉まってる!
ここを訪れた時の模様は、
です。うーん、観たかったな。
ここまで来て、お家帰ろうと駅に戻り電車に乗りました。
フィレンツェに戻ったなって、なんだか落ち着くものです。皆さんもそうだと思いますが、旅をするのは面白い、でも家に帰ったらホッとする、そんなところです。
ここからもう一仕事。
年末のレストランでの打ち合わせにアルノ川を渡る。
遠くに見える紫色のネオンは私が苦戦した観覧車です。
憎きあの観覧車め〜!!
でも綺麗だぞ。
ポンテ・ヴェッキオも美しい。
フィレンツェの夜景もなかなかでしょ。
そんな1日を過ごしました。
終わり。
こちらもよろしくお願いいたします🙇
++++++++++++++++++++++
中央市場に来たい人は、
みなさん、こんばんは。
州都ボローニャがあるエミリア・ロマーニャ州には美味しいものがいっぱい。
パルメザンチーズ、バルサミコ酢、ランブルスコ(赤のスパークリングワイン)、トルテッリーニ、モルタデッラ…
言い出したらキリがない。美食の町で何を食べようか。
町を歩きながら物色中。
しかし寒い。外テーブルではなく店の中で食べたい。
プラっと入ったのはオステリア。
ランチはド定番で行きたいところです。
フィレンツェの自宅でもレストランでも食べられるから大きな驚きはないものの、本場の味をそれなりに楽しみたい。
まずはモルタデッラ。日本ではボローニャソーセージとか言うんですって。ボローニャ名物であるモルタデッラの歴史は古く、古代エトルリア時代まで遡ります。現在のレシピは17世紀に確立されました。主に豚の肩の肉とラードとハーブを使い平均8〜26時間(重量による)で低温調理(約70度)します。柔らかく子供はもちろん大人も大好き。私も大好物です。生ハムより塩分が少ないのでペロリと食べてしまいます。
ラグー・ボロニェーゼ。
ボロネーゼソースは世界でも一番有名なパスタソースの一つです。中世後期(12世紀のフランス)にルートを持つこのラグーはイタリアではアヴィニョン捕囚の時代に伝わったというから14世紀ですね。さらに19世紀に普及し、20世紀初頭には世界に広まったのだとか。アメリカではイタリア移民からのイタリア系アメリカ料理となり、主にスパゲッティで食べられます。イタリアでは卵入りパスタやラザーニア(ベシャメルソースを使って)、ポレンタなどと頂くのが主流です。
トルテッリーニは薄く伸ばした生地に肉やチーズなどの詰め物をした小さなパスタ。これをブイヨンと一緒にいただきます。
その起源はモデナか、いやボローニャかと言われますが、いずれにしてもエミリア・ロマーニャ州であることは変わりません。先ほどのボロニェーゼのラザーニアと同じくクリスマスに食べるのはここフィレンツェも少なくないでしょう。家族親戚と過ごすにはたくさんのランチを作る必要があるので、それに向いているお料理でもあります。またラグー・ボロニェーゼもトルテッリーニ・アル・ブロードもボッカッチョのデカメロン(十日物語)に出てくるお料理ですからかなり歴史があることがわかります。
腹一杯😭
歩いて腹ごなしするぞ。
続く。
こちらもよろしくお願いいたします🙇
++++++++++++++++++++++
中央市場に来たい人は、
みなさん、こんばんは。
ボローニャでーす。
ボローニャといえば、何を連想しようか。
モルタデッラと呼ばれる日本でボローニャソーセージというハム?トルテッリーニという詰め物した小さなパスタ?ボロニェーゼというパスタソース?
うん、それにここの建物ですね。
ボローニャは学生の町とも呼ばれます。それは世界最古の大学の一つに数えられる1088年創立とも呼ばれるボローニャ大学です。この地に大学の本拠地がのちにできました。現在はパラッツォ・デッル・アリキジンナージオ(16世紀)として現存します。この建物は16世紀に建てられましたが、オーダーしたのは教皇ピウス4世(第224代:在位1559-65)です。この教皇、ピウスと聞いてシエナの出身かと思いきやミラノ人ですね。しかも本名をジョヴァンニ・アンジェロ・ディ・マリニャーノと言い何とメディチ家の遠縁です。
ここでは有名な解剖学劇場と市立図書館を訪れます。
中庭から階段を上るとチケット売り場があり、共通券を購入することが可能です。
16世紀末にこの空間は作られました。これは動物や人を解剖するための学生たちが勉強する画期的な劇場型解剖室です。
少しずつ改装され、現在見られるような形になりました。
ここは第二次世界大戦で連合国による爆撃により大きな損傷を受けましたが、一つ一つのピースを集めて復元することができました。解剖を劇場で勉強するという斬新な考え方はとてもユーモアですね。
教師の席の上にはスペッラーティ(皮を剥がれた)の2体の像、
天使は大腿骨を持って登場。不思議な光景です。
天井(17世紀)にはアポロ像、彼は薬の神様です。
ここの部屋は第二次世界大戦で破壊されましたが、残った瓦礫から再建されたものですが非常に見事です。
この劇場を後にして道なりに進むと、
同じチケットでスターバト・マーテルの部屋に入ることができます。スターバト・マーテルとは13世紀にフランシスコ会で生まれた聖歌です。2つのメイン教室がここにあり、1つはアーティスト用で現在は図書館の閲覧室、もう1つはジョアキーノ・ロッシーニ(19世紀の作曲家)によるスターバト・マテルの最初の公演(1842年)を記念してスターバト・マター・ホールと呼ばれています。ちなみにロッシーニはフィレンツェのサンタ・クローチェ教会に眠っています。
ここでのコンサートは雰囲気も含めて素敵でしょうね。
隣にある図書館は入れませんが、遥か遠くまで続く風景を見るとたくさんの蔵書があることがわかります。
あー、ご飯食べ行こう!
続く。
こちらもよろしくお願いいたします🙇
++++++++++++++++++++++
中央市場に来たい人は、
みなさん、こんばんは。
これ、ボローニャ中央駅だyo♪
この駅、イタリアで5番目に大きいんですって。
年間の乗降者数は5,800万人。
そんなボローニャ市には40万人近くが住んでおります。やっつけ情報でした。
久々のエルベ市場。前回は美味しい魚介をいただくことができました。
こういうお店はたくさんで行くといろんなお料理がいただけますね。
市場内は整理整頓されていて、フィレンツェの中央市場はどうにかして店から商品を出して商売するか考えているところばかりだけど、ボローニャは違うんです。フィレンツェちょっと恥ずかしいなぁ。ただスッキリしすぎてて、それはそれで物足りなくも感じてしまうのですが。
…どっちやねん。
Piazza del Nettuno
ネットゥーノってのはネプチューン(海神)のことで、その像と共に噴水があることからこの名がついています。像はメディチ家のコジモ1世が大大大好きな彫刻家、ジャンボローニャによるものです。不思議ですがフィレンツェのシニョリーア広場のネプチューンの噴水はアンマンナーティが作ったのよね。
目抜き広場にやってきました。やはり大きなツリーが設置されていました。右側の茶色い建物はコムナーレ宮殿。
せっかくだから横にあるマッジョーレ広場に聳える聖ペトローニオ(ボローニャの守護聖人)教会に入る。
ここの教会は明るくてとてもいい。ゴシック様式で煉瓦造りの教会としては世界最大だそうです。その色から大理石よりも温かみを感じます。特に冬だからかもしれませんが。
教会の向かって左側の通りを後陣方面に歩きます。
シーズンオフだからこそいつもは難しいスポットへスルッと入れる場所に行くぜ。
(すみません、もう少し書きたかったのですが疲労で諦めました。明日残りとプラスアルファ載せます)
こちらもよろしくお願いいたします🙇
++++++++++++++++++++++
中央市場に来たい人は、
みなさん、こんばんは。
フィレンツェ中央駅でーす。
フィレンツェ抜け出して、ボローニャに行くぞ!
ボローニャまでは高速列車が走っているのでそれに乗れば30分で到着します。通常料金は30ユーロ前後。ただね、景色がないのよ。真っ暗なトンネルをピューっと進むから。だから私は鈍行に乗ります。まぁ帰りを高速列車にしてもいいんですけど、片道料金は9,45ユーロとお安いのですが、なんと2時間近くも乗ることになります。どっちがいいのかは人それぞれですが、私は景色を眺めながらおしゃべりして移動も楽しく過ごしたい派です。一度カラブリアの足のつま先にあるサン・ジョヴァンニからフィレンツェまで7時間かけて高速列車で帰ったことがあります。こんな贅沢な時間の旅行をするのもいいんじゃないかな。飛行機だったら1時間で済むわけなのに、景色を眺めながらどんな町を通っていくんだろうってのを味わうのも旅の一つの選択肢です。いつかはそんな旅ができなくなるかもしれない、歳を重ねて辛いとかね。でも、できるうちにこういうのをやりたい。
電車は7番線から。私も鈍行でボローニャなんぞ行ったことがありません。
まずはフィレンツェからプラートまで電車に乗ります。所要時間は20分くらい。
プラートも面白い町なんですが、そのうち機会があったら紹介しましょうね。
予定通りプラートに到着。次はボローニャ行きに乗り換えます。
順調順調。
プラートは始発、ボローニャは終着駅ですので電車内も混雑などありません。
日立製作所さんの電車に揺れて、ここから70分近く景色を眺めチンタラ移動します。
イタリア半島には背骨みたいに長さで言うと1000kmを超えるアペニン山脈ってのが縦に通っていまして、フィレンツェからボローニャに行こうとすると必ずこの山脈を越えます。冬は殊に越えるあたりで雪が降ってきたり積もってたりするもんです。
ね、こう言うことよ。
フィレンツェだってたまには雪が降るんです。でも積もるほどではないので、雪を見ると少しテンションあがる。
こういう景色が高速列車だと味わえないですもん。
もうすぐボローニャ。
カラブリアからの7時間に比べたら2時間なんてあっという間ですよ。
予定通りボローニャ到着!
さ、ここからボローニャ観光をします。
続く。
こちらもよろしくお願いいたします🙇
++++++++++++++++++++++
中央市場に来たい人は、